年金は「保険」で生活保護じゃない 「最低保障年金」の違和感 ~9月27日「おはよう寺ちゃん」

年金は「保険」で生活保護じゃない 「最低保障年金」の違和感 ~9月27日「おはよう寺ちゃん」

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9月27日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では寺島尚正アナウンサーと月曜コメンテーターの経済評論家・上念司氏が、自民党総裁選挙の争点に年金制度改革が浮上していることから、日本の年金制度について議論を展開した。

河野太郎規制改革担当大臣が全額税方式による「最低保障年金」の導入を提唱したことがきっかけだ。最低保障年金は増税になる可能性があることなどから、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏の各候補は、河野氏の案に否定的な見解を示している。

間違えてはいけない前提

「上念さんまずは現行の公的年金について少し教えていただけますか?」(寺島アナ)

「まず年金っていうのは保険なんですよ。長生き保険です。かけ始めるときはまだ若い時でしょ。その段階では誰が早く死ぬか、誰が長生きするのかわからないので、一斉にかけ始めるんですよ。その上で、大体平均寿命くらいのところから年金が支給されるようにすると、途中までかけてて、亡くなっちゃった人は全部年金取られちゃって終わりなんです。生き残った人が、亡くなっちゃった人の分ももらって生活の足しにする、という保険なんです。ここを間違えてはいけないんですよ。河野さんは保険と生活保護を混同して議論していると思います」(上念氏)

上念氏はさらに続けて「あと、賦課(ふか)方式と言って、将来の給付が、将来の保険料と均衡するように設計されています。だから年金基金が将来の保険料より少ない、と騒いでいる人がいるんですけど、そうじゃないんです。基金でもっている部分っていうのは、それの足しにしようということで運用しているんですけど、これもインフレに負けないようにすればいいだけなので、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)なんて使わないで、全額物価連動債で運用しちゃっていいんですよ。ほとんど手数料タダですから」と、年金の基本設計の部分を強調して説明した。

番組ではここで話題を終えず、国民年金の財源を税にする説に対する対策や、未納期間の扱いにも触れて「税金にしちゃうと、払う人ともらう人が分割されちゃうので、深刻な対立になり、うまくいきません。だから全世界で保険料を間接税で賄うなんていう愚かなことをやった国はないんです」と上念氏は警鐘を鳴らした。

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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