西武ドラ1・隅田「イメージしていたので嬉しかった」1年目の目標はローテ＆10勝(ライオンズナイター)

西武からドラフト1位指名を受けた西日本工業大学の隅田知一郎（すみだ・ちひろ）投手（22）が14日、福岡県内の同大学で「交渉権獲得」のクジを引き当てた飯田本部長、渡辺久信ゼネラルマネージャー、岳野担当スカウトから指名挨拶を受けた。

今年のドラフト会議で最多の4球団が競合した大学No.1左腕は「今年の選手の中で一番の評価だったとの言葉をいただき、嬉しかったです」と話しながら「今日あらためてスタートラインに立ったのだと実感しました。ただ、本当の勝負はこれからですし、頑張らなければいけないとも思いました」と気を引き締めた。

ドラフト前、西武から12球団最速で1位指名を公表され、「身震いしました」という隅田。最終的に4球団による重複となったが「きっとライオンズの単独指名だろうな、と思って当日臨んでいたので驚きました。でもライオンズの単独指名をイメージしていたので、実際にクジを当ててくださった瞬間は本当に嬉しかったです」と笑顔をみせた。

先発左腕に苦しむ西武だけあって渡辺GMも「今の戦力を鑑みてこの投手しかいない」と話すなど、即戦力としての期待も大きい。

「1年目から1年間先発ローテーションに入って、できれば10勝したいです。いずれは日本代表として日の丸を背負って戦ってみたい」と目標を掲げた隅田。「球団から信頼される選手に、そして一社会人として信頼される人間になりたいです。これまで自分を支えてくださったすべての方々の期待に応えられるように頑張ります」とプロでの活躍を誓った。