AI技術で「交通事故死者ゼロ」 ホンダ、2050年に向け新技術公開 ~11月26日「おはよう寺ちゃん」

AI技術で「交通事故死者ゼロ」 ホンダ、2050年に向け新技術公開 ~11月26日「おはよう寺ちゃん」

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11月26日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、ホンダ(本田技研工業)が発表した「知能化運転支援技術」と「安全・安心ネットワーク技術」について、寺島尚正アナウンサーと金曜コメンテーターでエコノミストの会田卓司氏が議論を展開した。

視覚・聴覚・触覚人の感覚に訴える

ホンダは2050年に「自社の二輪・四輪車が関与する交通事故死者をゼロにする」という目標の達成に向けた新技術を公開した。

2020年代後半にはAI(人工知能)がドライバーの認知状態や交通状況に応じてリスクを先読みする「知能化運転支援技術」を実用化し、歩行者や他の車と通信でつながる、安全・安心ネットワーク技術の標準化を目指す。具体的には、運転手の視線をモニタリングカメラで検知し、運転手が歩行者など車外のリスクを認識しているかどうかをAIが判断する仕組み。運転席前に設置されたライトが点滅して歩行者がいる方向を知らせ、運転手が歩行者に気づいていないとAIが判断した場合にはシートベルトが自動できつく締まる、というもの。

「ホンダは『一人一人に合わせた安心を提供していきたい』『人とシステムが連携して新しい価値を生み出す』と言っています。AIを活用することで運転する人の違い、状況の違いをくみ取りながら安全強化ができる、ということで、ぜひ開発を進めて欲しいと思います」と会田氏。

「この知能化運転支援技術はドライバーの感覚に訴える点が特徴です」と寺島アナはさらにこの技術を詳しく解説した。

例えば「視覚」は、駐車車両の影から歩行者が飛び出してくるかもしれない時に、リスクインジケーターが点灯して知らせてくれる。さらに「体感(触覚)」として、シートベルトの制御で注意を喚起し、ウェアラブル端末を通じて伝える心拍状態が漫然な場合には心拍を上げるためにシートバックから振動で刺激を与えたりする。また「聴覚」では後方から接近するバイクの存在を音で教えてくれたりするという。

「視覚、体感、音、もう五感全部で教えてくれるんです。味覚や嗅覚は使わないかもしれないけど、でも3つは使うんですね」と寺島アナが改めてその技術に驚きを示した。

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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