第98回箱根駅伝 駒澤大学・大八木弘明監督インタビュー

○鈴木芽吹選手の失速
上手くいかなかったですね。やれるっていう気持ちで出したんだけど、15km過ぎからやっぱりダメだった。痛みが出て、最後の5kmはジョグだった。本当だったら3、4区で出すつもりだったけど、往路は無理やなと思って復路で出した。復路でも最後の上りの付近で足に痛みが来たのでそこからジョグになった。

○順大、中大をどう見ているか
選手層は元々あったから、ようやく出てきたなという感じ。来年はどちらも3年生に良い選手が多いので、強いんじゃないかと思います。

○シード校全校が総合時間11時間を切っている
それは、もう天候でしょう。2日間天候が良ければ、10時間50分台はどのチームも出せるでしょう。アクシデント、ブレーキがなく、この天候の良さとシューズの現在の状況だったら10時間40分台も出せるんじゃないか。

○監督の現役時代とは全然違う？
はい、全然違いますね。ウチもあれだけブレーキしたのに10時間54分台ですから。昔とは全然違う。スピードの持っていき方とスタミナ。スタミナがあればスピードは上がってくるから。往復路のそれぞれのタイムも、総合タイムもまだ上がっていくと思う。

○最近のシューズではフォーム作りが大切？
あのシューズだと、やはりケガ、ケガに注意しないと。私のチームもケガ人が多かったので、今回結果が出なかったというのはある。ケガの中でも疲労骨折が多かった。そのへんも注意しながら、改善しながらもう1度戦って行かなくてはならない。来年リベンジします。

○新戦力が入ってくる
新戦力も入りますけど、今回初めて走った選手で良かった子もいる。来年レベンジできる戦力なので、もう1回チャレンジします。

○結果が出た選手、出なかった選手がいた
練習ができていた選手と、できなかった選手の差です。しっかりできていたのは金子、佃、山野、アンカーの青柿。芽吹、安原、白鳥は途中で練習を離脱してしまった。そういった選手がやはりスタミナの脆さが出てしまった。距離に対しての不安さがあった。データにも弱さが出ているのでその辺の改善をしながらもう1度チャレンジしたい。
スピードの差ではなく、やはりスタミナの差。

○3区をこうしておけばとかは？
芽吹を使う予定だったが、それは仕方ない。芽吹と安原、調子の良いどちらかを使うということで、安原にした。まだまだ選手の層が厚くないので、厚くして勝負します。

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