年末年始、人はどう動いたのか。今年の観光・旅行業界は? ~1月3日ニュースワイドSAKIDORI!

年末年始、人はどう動いたのか。今年の観光・旅行業界は? ~1月3日ニュースワイドSAKIDORI!

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年末年始の人出と今後の観光・旅行業界の動向について、帝京大学非常勤講師で
航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏が「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」で
解説。

コロナ禍で迎えた2度目の新年。オミクロン株の感染が徐々に広がる中、
年末から年始にかけ、人出はどうだったのか。鳥海氏は、
「政府によって厳しい水際対策がすぐに行われたこともあり、年末前までは
東京都の感染者が50人を超えることはなかった。そのため、ほとんどの人が
予定通り帰省や旅行に出かけたとみられる。ただ地方に帰省や旅行に行く人の
中には、東京でオミクロン株の市中感染が確認されたというニュースを聞き、
計画を取りやめたという人もいたようだ。もし厳しい水際対策が行われなかったら、
年末年始の旅行や外での食事にも行けなかっただろうし、初詣にも行けなかったと
思う。笑顔でお正月を迎えられたのは、ありがたいことだった」

観光地や温泉地のリゾートホテルや旅館について、鳥海氏は、ほとんど満室だった
ようだと語る。
「12月25日の夕方に函館に出かけたが、飛行機はほぼ満席。函館空港の
到着ロビーには、出迎えのお祖父ちゃん、お祖母ちゃんの姿が多くあった。
2年ぶりに帰省できることに加え、感染者の少ない状態が続いている今回を
逃すと、いつ帰省できるか分からないということもあって、年末年始の人出に
つながったようだ」。
「飛行機の場合、出発のピークが12月29日で、その次に多いのが30日、31日。
反対に戻りのピークは1月3日で、その次に多いのが2日、4日の順。
12月29日に羽田空港に行ったところ、検査場の前などに長蛇の列ができていた。
航空会社の説明によると、コロナ前に比べ7割から8割程度まで、去年と比べると
1.5倍くらいにまで戻ってきたという。コロナ前までは年末年始に外国人観光客が
大挙して来日し国内を旅行していたことを考えると、日本人だけで7割、8割まで
回復したというのは、かなりの旅行客が戻ってきているということになる。
空港が混んでいるのに嬉しいと思えたのは今回が初めてだった」と説明した。

仕事柄、世界各地を旅して見聞きしてきた鳥海氏は、各国での感染対策について、
「海外では、屋内ではマスクをして屋外ではマスクをしないという規制が
徹底され、それを守らなかった場合、かなり厳しいペナルティが課されていた。
これが日本と海外の一番大きな違い。またアメリカの場合、これだけ
オミクロン株が流行していても、入国時の隔離が行われていないが、日本では
PCR検査や隔離が行われている。国によって対応がまちまち」と指摘。

「海外ではワクチン接種をした人には行動制限が解除され、自由な行動が認め
られている。去年10月にフランスに行った時には、感染者が多くなかったことも
あって、『衛生パス』というワクチン接種を証明するものを持っていれば、
どこへでも出かけられ、普段の日常生活を送ることができた。
12月20日、日本でもようやくワクチン接種証明のアプリの使用が始まった。
今後GO TOトラベルが再開されたら、このアプリか紙の接種済証明書、あるいは
陰性証明書が必要となる。アプリをダウンロードし、マイナンバーカードがあれば
2分程度で設定が終わるので、今のうちに準備しておくことをお薦めする」と
述べた。

では、今後のコロナ対策はどうあるべきなのか。鳥海氏は、
「これまでの安倍政権や菅政権では、ワクチンの接種を急ぐことが最重要課題
だったが、岸田政権の2022年に関しては、さほど重症化しない場合に経済対策を
どうするかが最重要課題となる。例えばGO TOトラベルをいつ再開するのかと
いったような、そういう政治決断が重要視されるだろう」。
そのGO TOトラベルについては、
「12月に自民党の茂木幹事長が『来年1月末くらい』、岸田総理は『年末年始の
感染状況を見て』とそれぞれ発言している。今の状況を見ると、いい状況だとは
言えないものの、来週辺りには何らかの発表があるのでは。また昨年末に
H.I.S.のグループ会社のGO TOトラベルに関する不正受給が報道されたが、
不正に対する厳しい罰則を設けない限り、この手の問題は解決しない。
これを解決することも早急に求められる」と見解を述べた。

オミクロン株の影響がどうなるのか。そして感染予防対策と経済対策の両立。
今年も課題は山積している。

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