「『まん延防止等重点措置』適用再び 飲食店の反応は? 」~1月20日 斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!

「『まん延防止等重点措置』適用再び 飲食店の反応は? 」~1月20日 斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!

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新型コロナウイルス対応の『まん延防止等重点措置』が21日から全国の13都県に適用される。飲食店の経営者は、今回の措置をどのように受け止めているのか。『ニュースサキドリ・前半』(午後3時39分~)では、東京都内で5店舗を展開する和食居酒屋「和食日和 おさけと」のオーナー・山口直樹氏に話を聞いた。

去年10月1日に緊急事態宣言が解除されてから、徐々に客足が戻ってきたという「おさけと」。特に11月、12月に入ってからはコロナが発生する前に比べても、むしろ売り上げが上がるほど客足は伸びていたというが、1月7日に都からの要請で「8人から4人以下に」となってからはすっかり風向きが変わってしまったと山口氏は振り返る。会社側で社員の会食を禁止するところが増え、1店舗あたり、50~60組位のキャンセルが出たのだという。「(日本橋は)社会的立場のある方にたくさんご利用頂いているので飲みに来ることが出来なかった方が多かった」と、厳しい現状を語った。

『まん延防止等重点措置』が適用されると聞いた時の気持ちは?
― 3連休明けの時点から予約のキャンセルが増えていて、(その時点で)売り上げが落ちていた状態。都は(重点措置を)要請をしていなかったので、協力金も出ない状態は経営的には厳しかった。ある意味、(今回)早めに要請を出してもらって、何とかしのげるようになり、経営的には「助かるな」という思いもあり、複雑なところ。

今回、都は2つの選択肢(※)を示しているが、この選択肢についてどのような印象を持たれたのか?
― 飲食店と一口に言っても色々な業態があり、(店舗の)エリアの特性によっても、どちらを選択すれば赤字が小さくなるのか、それぞれの経営者は計算すると思う。そういう計算をした上でどちらかを選べるという事は、経営者目線で言うと非常にありがたいこと。一方で、酒を出さない(ことを選択する)と協力金は増えるが、酒や食材の業者の方々に影響が大きく出てしまい、そこには手当が何もない。業者の方々とのつながり、関係性を考えると非常に複雑な心境。

山口氏は「お酒を提供して21時まで営業する」という選択をした。ただし、5店舗中4店舗は休業し、日本橋店1店舗に集約するという。「本当にこれがいつ終わってくれるのか」と不安を口にしたものの、「(今は)終わった時のことを考えて次の準備をすることに(気持ちを)切り替えて考えている」と前向きな言葉も聞かせてくれた山口氏。飲食に携わる、全ての人に支援が等しくいきわたってほしい願う気持ちも伝わってきた。新型コロナウイルスの感染が国内で初めて確認されてから2年余。「(今回は無理でも)次のための対策を今のうちに打ってほしいというのが願いです(山口氏)」。まさに多くの人々がそう思い続けている。

※東京都は今回、認証店に対し、「酒類の提供を行い、午前5時~午後9時まで営業。協力金は1日2万5000円~20万円。」または「酒類の提供を終日行わず、午前5時~午後8時まで営業。協力金は1日3万円~20万円」という2つの選択肢を示した。

『斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI』は平日午後3時30分~5時50分、文化放送(AM1134KHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。
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