村上信五くんと経済クン「元プロサッカー選手が取り組む腸内細菌ビジネス」

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【鈴木啓太さん】

1981年生まれ、静岡県出身の元サッカー日本代表。小学校時代は全国準優勝。中学校時代は全国優勝を成し遂げ、高校は東海大翔洋高校へ進学。その後、Jリーグ浦和レッズに入団。その年にレギュラーを勝ち取ると、2015年シーズンで引退するまで浦和レッズにとって欠かせない選手として活躍。2006年にイビチャ・オシム氏が日本代表監督に就任すると、日本代表に選出され、初戦でスタメン出場。以後、オシムジャパンとしては、唯一全試合先発出場を果たしている。

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【今はアスリートの“うんち”を集めている？】

アスリートのうんちから腸内細菌を集めている。引退する直前にこの事業の構想を考えたが、その前から「腸は大切」ということを実感していた。幼少期からお母さまに「毎日便の様子を見なさい」と言われ、食後に必ず温かい緑茶を飲むなど、自分のコンディショニングを腸で作っていた。その甲斐あってか、アテネオリンピックの最終予選の時、選手23人中18人ぐらいが下痢に見舞われたが、鈴木さんは大丈夫だった。お腹の調子を整えることがアスリートのパフォーマンスの向上に繋がると確信を持ち、2015年6月に「便の記録アプリを開発している」という人を紹介してもらった。

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【実はすごい！腸内細菌】

人の中には1000種類100兆個ぐらいの腸内細菌がある。この菌が太りやすかったりやせやすかったりという人の体質やメンタルにも関係がある。今世界中で研究が進んでいる、まさにこれからの分野。

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【どのようにビジネスにつなげた？】

便の記録アプリを開発している人に会ったその日に会社AuB(オーブ)を設立した。「アスリートの便を集められるのは自分だけ」という使命感があった。ラグビーの松島幸太朗選手をはじめ、プライベートでも親交のあるアスリートにどんどん声をかけた。「山の神」こと神野大地選手や東京ヤクルトスワローズの嶋基宏選手をはじめ、現在では750人以上のアスリートの便が集まった。

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【アスリートの便から何がわかる？】

アスリートの便を研究することで体質がわかり、自分の食事やトレーニングの見直しにつなげることができ、課題解決につながる。

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【2019年にサプリメントを発売！】

筋肉の形成に関わるといわれる酪酸菌などの細菌を独自に配合した「アスリート菌ミックス」を使ったサプリメント「AuB BASE（オーブベース）」を販売。累計販売個数は１万個を超えている。

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【2021年にはプロテインを発売！】

アスリートから「筋肉がつきにくい」などの声が寄せられたことから、ビタミンや食物繊維など腸内環境を整えて筋肉をつきやすくする、「筋肉と腸と栄養」の関係に着目した新しいタイプのプロテインを販売。

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【今後の展望は？】

スポーツ界全体に貢献できるよう、これからも研究を続けていきたい。そして、アスリートだけでなく一般の方も手に取りやすい商品も出していきたい。スポーツは多くの人に観に来てもらえてこそ。そのためにも、より多くの人に健康になってもらいたい。

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【アスリートのセカンドキャリアについては】

常にアンテナを張っておくことが大切。自分がアスリートとして生活してきた中で気づいたことを次の仕事につなげてほしい。

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腸内細菌が体質、さらにメンタルにまでつながっているとは驚きました…！ご自身の経験を生かして、新たな分野でビジネスを開拓されていて素晴らしいなと感じました。そして、「月曜から夜ふかし」でも話題になっていましたが、マツコ・デラックスさんの腸内細菌も鈴木さんの会社で調べられたとか…。かなり珍しい菌が見つかったということで、村上さんも「調べてもらいたい！」とおっしゃっていました。ぜひ、いつかこの番組で調べてもらって結果報告してもらいたいですね！

坂口愛美