自民党の核共有議論…大谷昭宏「あらぬ議論をしている感じ。今、我々に何ができるか?考えるべき」

自民党の核共有議論…大谷昭宏「あらぬ議論をしている感じ。今、我々に何ができるか?考えるべき」

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岸田総理は3月10日の参議院予算委員会で日本の領土内にアメリカの核兵器を配備し、共同で運用するいわゆる核共有政策に関して、自民党などの各党が議論するのは問題ないという認識を示した。一方、政府による検討は否定した。
3月14日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、このニュースを受けてジャーナリストの大谷昭宏​氏は「あらぬ議論をしている感じがしてしょうがない」とコメントした。

野村邦丸アナ「自民党総裁としての岸田氏の立場は、自民党だけじゃないんだ、いろんな政党が議論を行ってるし、こうした国民的議論は良いんじゃないですか?という立場。ただ総理大臣の岸田氏としては政府による検討は否定している。大谷さん、いかがですか?」

大谷「あらぬ議論をしている感じがしてしょうがないですね。こういう時に我が身のことを議論するのはいかがなものか?というような気がします。岸田氏の姿勢については、私はこれで良いと思います。そもそも、核共有議論については、本質をわかって議論しているのかな?という気がします」

核共有議論の本質とはどういうことか?

大谷「核共有というのは、あくまで核共有の”置き場”であるわけです。”あなたの所に置かせてもらうけど、勝手に触るんじゃないよ、使わないでよ、アメリカのものだから”というだけのシェアリング。核の保有国はアメリカであり、使用するかしないかはアメリカが決める。それをわかってて論議しているのかな?それでも核保有国になるし、使うこともできないわけですが、そんなに大事なことなのか?」

大谷氏はこうしたことより、ウクライナに対して我々が何ができるか?考えることが大事だと話す。

大谷「東日本大震災もそうですが、祈りを捧げることは決して悪いことではないと思うんですよ。ただ私たちは祈るということに埋没してても良いのだろうか?祈ることだけでは解決しないこともあるわけです。そういう時にウクライナに対して何ができるのか?核共有の議論をするのは論外です。岸田政権はウクライナに対して、防弾チョッキなどを急遽送った。これは私は、至急やることだと思います。ただ、これに対して一部の野党から反対の声があった。そういう声によって、何もできなくなってしまうという思いもするわけです」

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。大谷昭宏氏は月曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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