二木啓孝「これからの日本は高成長でなく安定成長を目指すべき」

二木啓孝「これからの日本は高成長でなく安定成長を目指すべき」

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3月31日で放送終了となる「くにまるジャパン極」(文化放送)。ラスト2回となった3月30日の放送では、ジャーナリストの二木啓孝氏がこれからの日本について「高成長でなく安定成長を目指すべき」だと話した。

野村邦丸アナ「二木啓孝さんから見た“これからのジャパン”についてお話いただけますか?」

二木「今、非常に景気が悪い低成長で、なんとか高成長に持っていきたいと言われてますけど、私はこの発想はやめたほうが良いと思います。これからは安定成長、成熟成長を目指すべきだと思います」

そもそもなぜ日本はこうなってしまったのか?

二木「ビッグマック指数というものがあります。これは、世界各国にマクドナルドがあるわけですが、マクドナルドのビッグマックの値段が自国通貨だといくらになるか?というもの。現在、日本のビッグマックは390円、一番高いスイスは日本円にすると800円、アメリカが670円、韓国が439円。他の国のビッグマックは高いですよね。なんでこうなるか?というと、自国通貨というのは収入に合わせた金額なんです。周りの国々はそれだけ収入が上がってるということなんです。ちなみに10年前のビッグマック指数は、日本は320円、アメリカも320円、韓国が245円。」

邦丸「ビッグマックの値段が高くても給料が上がってるから買うことができるということですね」

二木「賃金の方に目を向けてみると、日本の年間の平均賃金は3万8000ドル、ざっくりいうと400万円、アメリカは6万9000ドル、700万円くらい。日本の給料は上がっていない。なぜ上がらないのか?日本の企業は内部留保を貯め込んでいるんだけど、先行きが不安で吐き出すことができないんです。だから給料が上がらない」

では今後、給料は上がるのか?

二木「高度成長時代の日本は、技術の日本と言われてますけど、どうも違う。実際は労働力だったんですよ。その国の経済成長と人口増加率って実は一緒。今、人口が減少してるけど、今の1億人を維持するのは不可能な数字になってきています。さらに日本がダメなのは、各国がITで伸びてきた中、日本はIT投資をしてこなかった。伸びる要素がないんです。だから、現状維持をどう続けるか?を問題を全部建て替えたほうが良いんじゃないかと思うんですよね」

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。二木啓孝氏は毎週水曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。

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// 2022.04.28追加