平成ノブシコブシ・徳井の「ルポ」とは違う執筆スタイル。東野幸治からのバトンをどう受け取ったか

平成ノブシコブシ・徳井の「ルポ」とは違う執筆スタイル。東野幸治からのバトンをどう受け取ったか

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4月7日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)にお笑いコンビ・平成ノブシコブシの徳井健太が登場。著書に執筆が始まるまでの経緯や、ほかの「芸人論」と自身との違いなどを語った。

著書『敗北からの芸人論』が好評発売中の徳井。きっかけをくれたのは事務所の大先輩・東野幸治だったという。

大竹まこと「『敗北からの芸人論』ということで、徳井くんがいろんな芸人さんについて書いていると。そもそもなんで書くことに?」

平成ノブシコブシ・徳井健太「一種、タブーともいわれるお笑い界の裏側を書いたような本なんですけど。東野(幸治)さんがもともと新潮さん(『週刊新潮』)でコラム書いていて。それが終わるときに『次は誰がいい?』という話になって東野さんが『ノブコブの徳井とかええんちゃう?』と言ってくれたんです。それで決まって、実際はわからないですけど、そのときの新潮社さんからは『徳井で大丈夫か?』というのをビンビンに感じました」

大竹「俺もいま思ったよ」

徳井「新潮社さんも大竹さんのようなことを思っていたでしょうから(笑)。僕も『書ける!』という意味を込めて最初のほうの小藪さん、東野さん、千鳥さん、(相方の)吉村のこととかは5000字ぐらいブワーッと書きまくって。新潮社さんにも『おもしろい』『いけますね』と認めてもらったんです。コラム的なことは14年ぐらい前から書いていたんですけど」

大竹「東野はそれを知っていた?」

徳井「不思議と知ってくれているんですよ。東野さんが言ってくれたのは、喫茶店にいるマスターみたいな感じで、おいしいコーヒーを出すことに専念する芸人がいてもおもしろいんじゃないか、ということ。売れてきたからといって店をたくさん出すんじゃなくて、と。しっくりきたんですよね」

小島慶子「芸人論を書いている方だと、水道橋博士さんも『藝人春秋』という人気シリーズを出していますけど……」

徳井「博士にも一度、別の番組で会って。『俺と似たようなことやっている若手がいるな』『徳井くんがパイオニアみたいになっているけど、俺はやっていたからね』と(笑)。でも『いいんじゃない?』とも言ってくれて。博士は事実をめちゃくちゃ確認するじゃないですか」

大竹「何月何日に、こんなことが……」

小島「ルポルタージュですね」

徳井「僕はそういうの全然ないんですよ。極楽とんぼの加藤さんのことも書いてあるんですけど、加藤さん的には『俺、そんなこと言ってない気がするんだけどな』って。でも僕がそう思った、というのを載せているんです。博士からすると『徳井くんのは小説に近い。主観で書いているから、ジャーナリズムとは違うのかなって』なっていう」

小島「それもおもしろいですね、読むと徳井さんのこともよくわかるという」

徳井「そのとき思ったことを書いています」

放送では相方・吉村と「ギクシャクしていた」という10数年前のリアルな思い出や、大竹が『敗北からの芸人論』を読んで気になったというEXIT・兼近に関する話も飛び出した。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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