「敵基地攻撃能力」から「反撃能力」へ。大竹まこと「反撃と言ってるけど、それって先制攻撃じゃないの?」

「敵基地攻撃能力」から「反撃能力」へ。大竹まこと「反撃と言ってるけど、それって先制攻撃じゃないの?」

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4月22日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)にて「敵基地攻撃能力」の名称を「反撃能力」に変更し、対象に司令部など「指揮統制機能等」を追加した上で、政府に保有を求める提言案を了承したことについて取り上げ、大竹まことがそれって先制攻撃じゃないの?と疑問を呈した。

政府の国家安全保障戦略などの改定に向け、自民党の安全保障調査会は敵のミサイル発射基地などを破壊する、いわゆる「敵基地攻撃能力」の名称について「反撃能力」に変更することを盛り込んだ政府への提言案を党の会合で示し、了承された。防衛費は、国内総生産(GDP)比2%以上を念頭に、5年以内の増額を提言している。

このニュースに対して大竹は、元内閣官房副長官補の柳沢協二氏のコラムを取り上げ、

「柳沢さんのコラムによると、敵国内への攻撃だから、ミサイルの撃ち合いを想定することになる。抑止の観点から言えば、国民がミサイルの被害に耐えて抵抗の意志を持つことが根幹になる。それがウクライナ戦争に見る現実だ。とある。「敵基地攻撃能力」について分析すれば、ミサイルの撃ち合いになってウクライナの戦争と同じようになっちゃんじゃないかってこと。最初に戻るけど、「敵基地攻撃能力」の名称を「反撃能力」に変更すると言っている。ここが良く理解できない」とコメント。

これに室井は、

「どこまでってことになるよね。ミサイルを発射されそうだから、その前に叩く。で、叩かれそうだからその前に…と考えたら、全然抑止にならない。備えあれば患いなしとは言うけど、備えておくのは悪いことじゃない。とはいえ、予算は無尽蔵にあるわけじゃないし、少子高齢化社会の中で労働人口もガクッと減っている。今よりも税収はどんどん下がっていく中で防衛費を増やそうというのは、現実的ではないのでは?」と少子高齢化社会の中での防衛費増強案に疑問符を浮かべた。

大竹も同意し、

「結局、言葉を変えただけ。もう一つ突っ込んでいえば、どう考えても先制攻撃ってことになるんじゃない?しかも、中枢をってことになってるじゃない?日本で言うと国会だからね」と疑問を呈した。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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