【西武】與座、故郷・沖縄で先輩と投げ合いベストピッチ！東浜も「個人的には完敗でした」

西武の與座海人投手（26）が凱旋登板で快投をみせた。

「ここで投げられる機会なんて1回あるかないか。みんなが知ってる曲がいいと思って」とBEGINの「島人の宝」にのせて故郷のマウンドに上がったサブマリン。高低と緩急を巧みに使い、古賀とのバッテリーでソフトバンク打線を翻弄した。

0対0のまま迎えた8回は志願の続投だった。「豊田コーチにどうする？って言われて。でも行かせてくださいって、そこはちょっとワガママ言ったので、何が何でも抑えないといけないなという気持ちで投げました」甲斐を空振り三振に仕留めると、自然と握りしめた拳を振り下ろした。

自己最長の8回を117球4安打8奪三振無四球無失点。誰もが認めるベストピッチングに「沖縄でそこまでのピッチングができたっていうのも、すごい納得できる内容でした。東浜さんより『絶対先に降りない』と思いながら投げていたので。球場のすごい雰囲気のおかげで相乗効果もある中で、（東浜）巨さんと投げ合えて、そこがプラスに働いてよかったのかなと思います」と胸を張った。

白星こそつかなかったが沖縄尚学の先輩、東浜との堂々の投手戦で観客を魅了した。ヒーローインタビューに登場したソフトバンク・東浜も「個人的には完敗でした。試合にはウチが勝ちましたけど、本当にナイスピッチングだったと思います」と後輩の投球に賛辞を贈った。