宮嶋茂樹がウクライナ取材で現地を知る。あの日本人映画監督が大人気?

宮嶋茂樹がウクライナ取材で現地を知る。あの日本人映画監督が大人気?

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6月8日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに報道カメラマン・宮嶋茂樹氏が登場。3月、5月にウクライナへ取材に行った宮嶋氏が、到着までの過程や現地の様子を振り返った。

今年2月24日に始まった、ロシアによるウクライナ侵攻。当初から「いてもたってもいられなかった」という宮嶋氏だが、コロナ禍のため入国もスムーズではなかったようだ。

宮嶋茂樹「フライトが中止、全便欠航、PCRとりなおし……。1週間ぐらいロスして、結局3月2日ぐらいになんとか(出発できました)。航空会社の事情で2回キャンセルはありましたが」

大竹まこと「直便はあったんですか?」

宮嶋「ウクライナ行きは全部なかったです。航空会社をコロコロと変えて、なんとかポーランド行きに乗れて。そこから先はバスでした。普通の長距離バスですね」

壇蜜「どれぐらいの時間かかりました?」

宮嶋「ポーランドのクラコフからウクライナ西部のリヴィウという街まで、8時間ぐらい。国境での待ち合わせ時間もほぼなくて。夜だったので周りが全く見えず、不便でした」

大竹「そのころはウクライナ、キーウから、ポーランドにたくさん人が脱出していた時期?」

宮嶋「そのとおりです。特にリヴィウはポーランドの国境から50kmぐらいの近くの大きな街で。そこに脱出してくる難民と、あと『戦うんだ』と戻ってくる男の人もいるんですよ。ポーランドから支援物資を運ぶ人もいて。バスも3割ぐらいは入っていましたね。リヴィウは出ていく人と戻ってくる人とで混沌としていました」

大竹「あちこちで検問は?」

宮嶋「すごかったですよ! リヴィウからキーウに向かうとき、救急車的な車両で行ったんですけど、『100回』と言っても大げさじゃないですね」

いざ取材を始めると、予想以上に現地の人が「親日的」だったという。

宮嶋「『ありがとう』とか『こんにちは』とか、そう言ってくれる人は検問所でもいました。恐らくですが、ウクライナは日本以上に領土問題に敏感な国民性で。北方領土のことをみんな知っているんですよ。『うちらはクリミア、おまえらはクリル(千島列島)だな』『クリルはどうなっている、どうするつもりなんだ』って言われるんです」

壇蜜「領土問題でいろいろあった同士みたいな」

宮嶋「そうですね。しかも相手が同じロシアということで。あとキーウに着いたら映画館も休館だったんですけど、『もののけ姫』のポスターを貼っているところがあって。テレビ局員やカメラマンなどに『宮崎駿の写真を撮ったことがあるのか?』とよく聞かれましたね。人気がすごかったです」

大竹「こんな状況になる前はずいぶん、日本のアニメもウクライナで観られたっていいますね」

宮嶋「書店に寄ると日本のコミックも売っていて。若いお姉さんが『東京リベンジャーズ』とか買っていましたから。ウクライナ語版が売っているんです」

壇蜜「最近のマンガじゃないですか」

宮嶋「ええ。戦争中だから何もないかと思ったらそんなことはなくて。書店開いているわ、スーパー開いているわ。地域によりますが」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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