“一太郎の生みの親”浮川和宣氏が今、力を入れていることとは?

“一太郎の生みの親”浮川和宣氏が今、力を入れていることとは?

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7月4日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、ゲストに株式会社MetaMoJi代表取締役社長の浮川和宣さんと、法人事業部の今西信幸さんをお迎えした。浮川和宣さんといえば、1979年にジャストシステムを創業し、1985年にはワープロソフト「一太郎」を開発、発売し、大ヒットさせた人物だ。そんな浮川さんの現在の取り組みについて伺った。

浮川和宣さんは2009年に株式会社 MetaMoJiを創業し、スマートフォン、タブレット端末用の業務パッケージアプリケーションを開発・販売している。その1つが、数多くの自治体や企業で使われているという日本語手書き入力アプリ『mazec for Business』だ。

L is B代表・横井太輔氏「mazecというのは混ぜ書きから来ていて、“東京都”と書くと、東って画数多いですよね。“とう”をひらがなにして、“きょう”は漢字、“と”はカタカナという風に混ぜ書きできっちりちゃんとした単語に自動的に変換してくれる、この技術がmazecですよね」

株式会社MetaMoJi代表取締役社長・浮川和宣「そうです。難しい漢字はひらがなでいい。混ぜて書いても自分が意図した入力になるということでmazecという製品名にしてます」

文化放送・松井佐祐里アナ「きっかけは何だったんですか?」

浮川「海外に進出したいということもあって、その人たちと話をしている時に、日本語が難しい、日本人が考えるようなローマ字入力できるわけではないので、そういう経緯の中で、そうだ!タブレットの上でも手で書いたら誰でも使えるんじゃないかというところから、それをどんどん追及していったわけです」

そして、MetaMoJiが建築業界向けに力を入れているアプリがデジタル野帳アプリ『eYACHO for Business』だ。

法人事業部・今西信幸「こちらはタブレットの手書きを中心としたアプリなんです。建設現場の方々は野帳という測量や野外を調査した結果を記録するメモ帳を持ち歩いているんですけど、それをデジタル化しようというところから始まってます。キーボード入力じゃなくて手書きで紙と同じようにメモが書けるというところ。共有機能がありまして、離れた所にいながらも書き込みがリアルタイムにやりとりできますので、特に打ち合わせのために現場や事務所に行かなくていい」

松井「建設現場の方々からどんな声をいただいてますか?」

今西「もう紙の野帳には戻れないという言葉を聞いた時はうれしかったですね」

そんなMetaMoJiのこれからについて浮川氏に伺った。

横井「MetaMoJiのこれからのビジョンについて教えてください」

浮川「追及するということは、いくらでもあります。手書きをやっていることはあるとあらゆる仕事だけではなくて、生活の中でもありとあらゆる所で使っていただくために、そういう広がりを少しでも手助けして技術、製品を提供していきたいと思っております」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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