根深い「改造メダカ」の問題。個体の大きさが命の大きさではないはず

根深い「改造メダカ」の問題。個体の大きさが命の大きさではないはず

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7月20日の「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーで「改造メダカ」を取り上げた。メダカのブームが来ているが、そこでトラブルも起きているという。

ネットでメダカの売買が盛んになっている一方、画像を加工し「新種」と偽り販売、希少な種のメダカの卵だと謳って別の卵を販売、といった手口が増えているようだ。

大島育宙「全然知らなかった。現象としては高級魚なら何百万円、となるじゃないですか。で、大きいから管理も大変となるものが、小さくて楽だから1万5000円そこそこで取引されている、という感じなんですかね。メダカが小さいから問題も小さいことにされているような、悪い予感がしますね……」

西川あやの「本当ですよ、生命だから……」

メダカは販売に資格がいらない。違う種類を交配することで形や色が変異しやすく、品種改良もよくされるという。日本メダカ協会は今年4月時点で、774種類を確認している。

永井玲衣「個人で繁殖できるから、ばんばん新種もできちゃうって感じなんですかね」

大島「捕捉できていない種類もありそうですね」

西川「最近はラメが入ったようにキラキラ輝く個体とか、金色が入っている個体とかがあるそうです。スタジオに写真もありますが……」

大島「『楊貴妃』すごいな、金魚みたい」

メダカは水質管理が簡単で飼いやすく、初期投資の費用も手ごろ。副業として繁殖させている事例もある。

永井「単にメダカが話題だということを超えている。我々の経済状況が悪くて副業せざるをえなくなっているというか。周りも『副業しなきゃ、したい』と言うんですよ、それで『副業 簡単』と調べてこういうのが出てきて『やろう』みたいな。どんどん資本経済に飲み込まれていく感じが怖い」

大島「本当にそう」

西川「……命ですけどね」

永井「それで画像の加工とかするというのは……。どんどん気軽になっていく感じがドキドキします」

大島「生命倫理的な観点からもどうかと思いますね。僕が明日にでもメダカを買ってきて(繁殖)できてしまうと考えると恐ろしい」

西川「先ほど大島さんが言ったように個体が小さいから……」

大島「問題も小さいことになっている。でも命の大きさって個体の大きさじゃないしな、と思いますね」

永井「その視点、すごく本質的だと思って。私、哲学を研究していますけど、生命倫理で議論されるとき、やはり人間の命というものがドンととられる。虫や魚とかになると小さいので、そのぶんなぜか価値が軽くなってしまうというのはあるし、品種改良するというのは『それ野菜でもやっている』『牛肉だって……』みたいに、『これだってやっているじゃん』論法になってしまうんですね。そこに滑り落ちていっていいのかっていうのはすごく難しいところだし……。(中略)怖いというか、根深い問題のような気がします」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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