統一教会と政治の癒着関係に室井、青木が吠える!室井「犯罪集団である宗教の名を借りた団体とのその不適切な関係を許しちゃいけない」

統一教会と政治の癒着関係に室井、青木が吠える!室井「犯罪集団である宗教の名を借りた団体とのその不適切な関係を許しちゃいけない」

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7月29日の「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)にて、自民党の青山繁晴参院議員が18日、ブログで「自由民主党の立候補者と(旧)統一教会の関係をめぐって、わたしが参院選の前に行動したこと」と題し、文章を書き込んだ。というニュースを取り上げ、室井と青木が統一教会と政治家との癒着関係を徹底的に避難した。

安倍晋三元首相銃撃事件で注目が集まる宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」と、自民党国会議員の接点が次々と明らかになっている。今回のゴールデンラジオでは、東京新聞特報部の「旧統一教会と自民党国会議員、接点次々と明らかに…関係を断てないワケとは」という記事から、青山議員のブログによる告発を取り上げた。

このニュースについて大竹に意見を求められた室井は、自身の意見をこのように語る。

「政治と犯罪集団である宗教の名を借りた団体との不適切な関係を、どうしても小さいことにしようとしている人がいる。例えば信仰の自由があるだろとか。信仰っていうけど、宗教を隠れ蓑にした犯罪集団なわけ。知らなかったけど、手伝いに来ちゃったっていうのは、まだ政治家の人たちの言い分もわかるけど、そうじゃなくてイベントに出かけて賛辞送ったりとか、秘書を入れたりとか、それって国民に対する裏切りだし、政治家がその犯罪集団の広告塔みたいになってたっていうのは、今被害が受けてる人こんなに出てきてるわけで、それについて言い逃れはできない。ずっとここ最近10年くらい続いた、この国の問題点がすべてここに詰まっていると言っても過言じゃない。こういうことに対して、気にしないとか、ささいなことだとかって言ってるのって本当に反知性主義なわけだと思うのよ。ちゃんと話し合った時の文書が出てこないとか、検察の動きがおかしくなったとか、そういうのも全部ここに結びついていると思う」

大竹は、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏の「議員は選挙に勝つため教団は政治とのパイプを作るためお互いにWinWinで付き合っていた」との両者の関係を言い表した言葉を取り上げ、更に青木にも意見を求めた。

「僕の印象で言うと、よく言われるのが山上容疑者が元首相を銃撃したっていうことがきっかけになって、統一教会と自民党の関係がここに来てクローズアップされてきて、ある意味で思うツボじゃないかみたいな言い方もする人いる。ただ古くから事件取材なんかもしてきた僕の感覚で言うと、要するに60年代70年代80年代から社会問題次々に引き起こしてきたっていう団体を、行政あるいは捜査当局なんかがきちんと歯止めをかけてこなかった。で、そのある意味の戦後日本の与党政治というか、もっと言えば右派政治とカルト宗教団体の積み重ねてきた膿みたいなものが、今回の銃撃事件という形である意味でこう爆発したようなところがある。なので、ここに来てズブズブの関係が明らかになってきた以上、やっぱりきちんと追求していかなくちゃいけない。まして、今回、例えば安倍さんの政務秘書官なんかを務めた井上議員が賛同会員だったとかね。で、今回青山さんがどういうつもりで告発したのか知らないけれども、その表をうまく回したので今回通ったんじゃないかなんていう話もあるし。だからまあ、鈴木さんのおっしゃる通り、確かに選挙に勝つためだと。教団は政治のパイプを作るためっていうのもそうなんだけれども、例えば捜査当局との関係ってことで言えば、今回あの二之湯国家公安委員長が、現職の国家公安委員長ですよ。国家公安委員長っていうのはご存知の通り、警察を管理する治安の総責任者ですからね。あの国家公安委員ってのは都道府県にも公安委員会ありますけれども、警察っていう組織はある意味で実力組織なので、政治が直接手を突っ込んだりとか、警察にね。警察が直接政治に影響力を与えるっていうのは非常に危ないので、そのクッションとして公安委員会制度ってのがあって、その公安委員会っていうのは民間有識者が警察を民主的に管理するため、ただしそのトップは政治家がつくわけですね。その治安期間をその一番統括をする二之湯国家公安委員長が、まあこう統一教会のその極めて近い団体とのイベントで実行委員長を務めたっていうのは、ブラックジョークにもならない話。これ僕この番組申し上げたかどうか、有田芳生さんがかつてその政治の力で警察捜査が止まったって話をされてたじゃないですか?テレビなんかで。実は僕も同じ経験があって、90年代に僕通信社の記者として警察を担当してた時に、旧統一教会を公安警察が結構調べてたんですよ。僕その時にちょっと驚いて取材をしてたら、その捜査がピタッと止まったんです。ある時期に。でなんで止まったんですか?っていう話を当時の公安警察の幹部の人に聞いたら政治の意向だと」

室井も、自身の意見をテレビの中で止められたことがあると語る。

「私だってあるよ。テレビ局だけど、この件についてはここまでにしておいてくれとかっていうのあったけど、それは、忖度なのか本当に命令があったのがわからないけど、そういう圧力を作ってるっていうのも統一教会と仲が密接にしてた政治家が圧力をかけることを、恥ずかしいとかやってはならないことだっていうふうに思わない政治家ってこと。あと絶対に忘れちゃいけないと思うのが、被害者がもう2世とかが出てきてるわけじゃない?で、ここまで統一教会のひどさが暴かれたから、今その本当の被害者である人ってさ、ちょっと外でてその洗脳が溶けかけてだよ喋っちゃったら困るっていうので、例えば監禁されるようなことがあっちゃいけないし、この国でもう儲けられないっていう風になった場合に、犯罪集団をこの国に縛りもなく置いておくことっていうのはどんなに危険なことかっていうこと」

青木は、政治と統一教会にある種強い結びつきがあったのではないかと指摘する。

「今室井さんが言ったようにこの30年間なかなか追求してこなかったメディアの問題もあるんだけど、警察捜査が、止まったんではないか。あるいは、宗教法人格をどうするべきなの。これも前から指摘されてるけど、名前変更なんかを認めたのはなぜだったのかも含めて。操作当局とか行政がもっときちんと対処していれば、被害もここまで広がらなかっただろうし、結果として今回のような事件が起きなかった可能性もある。そういう意味でも旧統一教会と政治家とのある種の密月っていうのをきちんと今回調べなきゃいけないし、同時に単にここで言ってるその鈴木哲夫さんなんかが言ってるように選挙に勝つためとか教団は政治とのパイプを作るためだけではなくて、この何十年かの日本の政治を見てくると旧統一教会なんかのある種イデオロギーというか思想というか、例えばジェンダーの問題。選択的夫婦別姓すら許さない。LGBTQの性的少数者の人権の問題とか、なかなか日本は国際的に出遅れてしまっているとか、外国人労働者を宗教右派の思想として移民は絶対入れないんだっていうのがある。それも自民党の右派の人たちの思想とある種共鳴をして、移民は入れないけれども経済的な事情で外国人労働者は欲しいんだということを辻褄を合わせるための政策として外国人労働者の非常にその非人権的、反人権的な状況でその日本に入ってくるっていうようなことにもやっぱり政策的な影響っていうのも明らかにあったわけですよね。なので、やっぱりその政策面だからある意味でこう自民党の右派って言われるような存在と統一教会をはじめとする宗教右派っていうものが結びつきが、被害も広げてきたけれども、一方で政策面でもいろいろな影響を与えてきたってことを考えると、知らなかったとかっていうようなことで逃がすんじゃなくて、きちんと1回この問題を総括をして戦後日本の右派政治とか、与党の政治とこの宗教右派の関係っていうのは整理きちんと整理をして生み出すとかなくてはいけないと僕は思いますよ」

2人の意見を聞いた大竹は「青木さんが言ったみたいに、ここに来て十分たまってた膿が出なくちゃいけない時期に来てたっていう感じだよね」とまとめた。

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