【西武】辻監督インタビュー…首位攻防戦の第1ラウンドは福岡で火蓋を切る！指揮官の今の心境やいかに！？

――昨日は大宮で3年ぶりの試合が開催予定だったのですが、あの雨ならどうしょうもないですかね？

辻「いやぁ～本当にファンの方々には申し訳ないと思うんですが、あの雨にはちょっと勝てなかったですね」

――グラウンドがあっという間にもう、池というか水浸しですもんね。でも今日からホークス戦、厳しい戦いということで、その決戦前の休養と捉えるという感じでしょうか？

辻「野球選手は意外と雨で中止というのをプラスに感じていられるというかね、そういう意味では今日は移動ゲームだったんで、少しは体が休めたんじゃないかと思います」

――今日から1ゲーム差の2位ホークスとの首位攻防直接対決3連戦。大一番その1というような3連戦になるかと思いますが、決戦を前にいかがでしょうか？

辻「まあ、優勝争いをしているチームでもありますし……ただ今日は18回戦で特にソフトバンクさんとの試合は残ってるんで、そういう意味では残り試合5割で行ければととりあえずは思っているのでこの3つだけに全てを賭けるという気持ちでは無いんですけど、これから残り試合は1試合1試合ですよ。まだまだ他のチームにもチャンスがありますしね、まずは今日の試合というところしか考えてないですね」

――まさに1戦必勝というところだと思うんですが、監督もおっしゃっていたホークスとは今日も含めて残り8試合あり、そのうち福岡でのビジターは6試合。あらためてビジターで戦う上でのポイント、大事な点はどのようにお考えでしょうか？

辻「どうでしょうかね、ちょっと前までは福岡でのビジター戦というのは非常に相性が悪くて、なかなか勝てる雰囲気は薄かったんですが、最近はそうではなくここでも普通に戦って勝ってはいますし、そんなに苦手意識のある球場という感じはしないんです。やっぱり応援という点においてはね、当然ベルーナドームでやった方が、ピンチでもピンチで無い感じがしますし、ちょっとしたチャンスでもすごいチャンスに感じたりしますし、ファンの方の声援は力になるんですけど」

――今日3連戦の初戦の先発、松本航投手。本来の予定を少しずらしてのカード頭の起用となりました。辻監督のこのカードに賭ける思いというのが伝わるような起用だと思うんですが……？

辻「いや、そんなことは無いです。昨日の試合は佐藤で行くか、松本で行くかということになって、佐藤をソフトバンク戦に持って行ったらちょっと重荷かな？というところですよ。最初からここに全精力をつぎ込むというイメージの松本ではないですから、普通にやってくれればいいと思います」

――ということは、本当の勝負はもうちょっと先、残り15試合とか10試合とかと捉えていらっしゃるんですか？

辻「そうですね、でも今日は123試合目でしょう？この試合が終わったらもう残り20試合ですよ。ここでムチを入れるというわけではなく、気持ちだけは強く持って戦っていくというだけの話ですよ」

――リリーフ陣も踏ん張りどころかと思うんですけど、平良投手、それから佐々木健投手も来週あたり戻って来られそうかなという感じなんでしょうか？

辻「そうですね、まあ、予定としては明日ファームで投げます。それで結果が良かったら考えたいと思います」

――今日相手の先発、東浜投手ですが、前回ベルーナドームで対戦した時は、初回5得点ということで、本来苦手な相手を攻略しました。いいイメージで今日の戦いに臨めるんじゃないかと思うんですが？

辻「イメージというか、いつも言うように先発投手は初回がやっぱり大きな山になります。そこにつけこめたというのは非常に良かったと思いますし、逆に考えると東浜君もね、今日は初回からピシッと飛ばしてくるというピッチングを当然してきますし、そう容易ではないと思います。やっぱり9回戦って相手より1点余分にウチが取ってれば勝つわけですから、そういう意味ではしっかりと勝てるように頑張って行きたいと思います」

――わかりました。福岡での戦い、ファンはライオンズナイターを聴きながら力の限り、パワーを送ると思いますので、監督、今日もナイスゲームそして勝利を期待しています！

辻「はい！遠くからのパワーをよろしくお願いします！」

※インタビュアー：文化放送・高橋将市アナウンサー