【西武】つまり優勝は西武！3者連続HRは優勝の2018、2019以来！森友哉、山川、呉念庭の大花火大会！

夏の終わりを惜しむかのように所沢の夜に大花火大会が開演した。

まず狼煙をあげたのは3番・森だった。フルカウントからの8球目、石川の低めのカットボールを捉え、チーム初ヒットとなる8号ソロを左中間スタンドにアーチをかけた。「完璧でした。めちゃくちゃ気持ち良かったです」。

4番・山川も38号ソロで続いた。「ピッチャーがっくり来ている時にもういっちょっていうのは思ってます。嬉しかったです」と粘って粘って13球目をレフトスタンドに運んだ。

「3者連続行けよ」と山川に声をかけられた5番・呉念庭。「狙ってました！」と高めに浮いたシンカーをライトスタンドへ。「森友哉、山川さんの連続ホームランで、そういう雰囲気というか流れに乗せてもらいました。3者連続を打ててよかったです」。

逆転Vへの吉兆となる。3者連続本塁打は2019年8月15日の源田、森、中村以来。さらに2018年もクリーンアップ3連発があった。優勝イヤー以来の3連発ときいた辻監督は「格好の餌食だな、記事の。間違いなく書かれる」と笑いながら「でもなにかあるぞとこっちがプラスに思うことがプラスになる」と受け止めた。

上位3チームが0ゲーム差で並ぶ歴史的大混戦の中での縁起のいい白星。残り17試合、「なにかあるぞ」と思わせる1勝をつかんだ夜だった。