【西武】辻監督が迎えた「大変」な「試練」。どう向き合うか、どう補うか

【西武】辻監督が迎えた「大変」な「試練」。どう向き合うか、どう補うか

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9月8日、ライオンズナイターでは試合前に辻発彦監督のインタビューをお届け。大混戦が続く日々とどう向き合っているのか聴かせてもらった。

――残り、たったの16試合。首位とゲーム差なしという状況が続いています。いまの状況、どんなふうに感じていらっしゃいますか?

辻「少し前から残り15試合、そのぐらいから大変だろうなと話していたと思うんですけど、そのとおりになりましたね。きのうも負けはしましたけど、同じ上位の2チームも負けたということで、神様がこうしているのかというぐらい、混戦ではいます。本当に大変ですね」

――きのう試合後に監督が「試練」という言葉を使われました。疲れが溜まって、ケガをする選手も出てきますし……。

辻「戦力的にね。ケガ人が出たり、外崎が離脱したり、今井も……。補わなければいけない、という試練ですね」

――外崎選手が腰痛で。内野手が少なくなってしまう、どのようにリカバーしていきますか?

辻「きのうは呉念庭がやりましたけど、平沼も(一軍に)来てね。平沼も下に落ちるまでは非常に活躍していて。それから足を痛めましたけど、成長してきているのでね。楽しみにしています、状況に応じての起用ではありますけど」

――気になるのが今井投手の状況。本来ならきょう、今井投手が先発と予想する向きが多かったのですが。

辻「コロナでもなんでもないんですけど、扁桃腺が腫れたんですかね。熱が出ることが続いたので。体が投げられる状態じゃないのでね。投げられる体に持っていこう、というところですよ」

――来週月曜から変則日程、ソフトバンクと3連戦。そこに今井投手はどうでしょう?

辻「無理ですね……残念ながら」

――先発ローテもいろいろ考えなければいけなくなる、という状況でしょうか?

辻「投手コーチとそういう話はしています」

――きのう勝ちがつかなかった、という隅田投手の起用法は?

辻「その話もしたんですけど、下の投手を見ても……。渡邉にしてもまだ一回投げただけなので。隅田に託して、それがダメならつないでいくしかないか、と思ってはいます」

――そんな中でもきのうの試合後に監督、おっしゃっていましたが、ベンチの雰囲気がそんなに隅田にプレッシャーを与えないというか、ピリピリしてはいなかったと。

辻「ずっとそうですよ。選手たちはいつもやる気満々で毎試合、グラウンドに立っているんですけど、雰囲気を見ているとガチガチになっているようには感じないし。ただ、必死にやってくれていますよ。変わったことをやるわけじゃないですから、きょうの試合を勝つためにいかに自分の仕事をするか、というだけなんですね。それがチーム力になってくるので、しっかりと自分の役割を果たす。というところでひとりひとりががんばってくれれば。それが結果に出ればいいんじゃないでしょうか」

――きょうは平井投手が登板です。今井投手かなという流れもあったところでの先発、期待するところを最後にお願いできますか?

辻「そうですね、いろんな状況が変わってまた平井に回ってきたんですけど。それもまた平井が『持っている』のかもわかりませんし。いまベンチで顔を合わせたときに『がんばります』と。『がんばるのは当たり前だ、勝つんだ』と言っておきました(笑)。『勝ちます!』と答えたので、勝つピッチングをしてくれると思います」

※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナ

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