音声ビジネスがもっと活性化するには #1『浜松町Innovation Culture Cafe』

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音声メディアをどれくらい利用していますか?

最近の調査では約30%が音声メディアを利用していると言われています。その中でも主に活用されているのがradikoで、ラジオ番組を聴いている方が多いようです。コロナ禍ということもありユーザーは増加したと言われていますが、まだ日本では発展途上であることは否めません。しかし、これからの音声メディアにおける広告市場が整っていくことで規模はもっと拡大していくと予想されています。

 

実際に近頃では様々な音声サービスが注目されています。インターネットラジオであるradikoを聞いたことがある方は多いと思いますが、その他にも音声配信サービスであるvoicyやSPOON、PodcastではGoogle podcastやApple podcast、Spotifyなどのプラットフォームもあります。また、本を朗読した音声をきくオーディオブックもあります。

音声メディア広告なども様々な企業により展開されてきています。

 

音声メディアが注目されている理由としては、耳から情報収集を行えることのようです。どうしても目や手が塞がってしまってはいるけど、口と耳は空いている。そんなことが多くあると思います。そんな時でも例えば、スマートスピーカーがあれば口を動かすだけで音声メディアを再生することができます。目と手では作業をしながら、耳を使って情報収集ができる点はメリットですね。

 

もう1点は上記でも挙げましたが、スマートスピーカーの台頭があるようです。テレビなどのように一家に一台スマートスピーカーが普及するとも考えられており、手が空かない状況であっても簡単に操作が行え、音楽などを聞くことができます。まだスマートスピーカーの普及率も日本では高くなっていません。しかし、IoT機器の成長、そしてAIの成長から、これから広まっていくいのでは無いかと考えられます。そして、隙間時間や手が塞がっている際にでも、知識を得られるとなれば、これらを用いて情報収集する方が多くなると思います。

 

音声ビジネスが注目はされていますが、やはり日本でもっと活性化していくには、どういった考えが必要なのか、これからどのような発展を遂げていきイノベーションを起こしていけるのか。様々な社会課題や未来予想に対してイノベーションをキーワードに経営学者・入山章栄さんが様々なジャンルのトップランナーたちとディスカッションする番組・文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」3月29日放送分では、‪ VOOX代表の洪貴花(こう きか)さんと、オトナル代表取締役社長の八木太亮さんにご参加いただき「日本と中国や米国との音声市場の違い」から「マネタイズ成功例」について熱いトークが繰り広げられました。

日本と中国や米国との音声市場の違い

 音声市場をコンテンツで考えた時にプロが作ったものとユーザーが作ったものに分けられると思いますが、プロのものは日本と中国や米国で遜色ありませんが、ユーザーが作ったコンテンツの浸透率が日本と中国・米国では異なっており日本はこれからだと思います。中国では音メディアが日常に溶け込んでいますね。

 

八木 配信者のクオリティの違いが大きいと思います。配信者の数とリスナーの数はニワトリと卵で、これからもっと増えていくと思いますが、日本が中国や米国と比べて勝てない点があります。1点目は国土の大きさの問題で、米中は国土も広く車社会のため、音声コンテンツの接触時間に関わりますね。もう1点が言語の壁ですね。日本語コンテンツだと、どうしても1億人を越えられないという問題があり、ベースとして不利な部分があります。

マネタイズ成功例

 中国ではセミプロの声優さんが本を読み上げる、ラジオ小説という形でシナリオを用意して販売している方が成功していますね。実際に知識をコンテンツとして課金モデルのプラットフォームで販売して有名になった方もいます。北京大学の経済学の教授で1話10分全300話を約5000円で販売をして45万人が購入しているというものがあります。

 

八木 日本は漫画や声優といったジャパニメーション系コンテンツがチャンスかと思っています。学習系はもちろんそうですが、海外と圧倒的に差別化できる部分はそこかと思います。ビジネスモデルは大分類で2つしかなく、リスナー課金系・広告系のどちらかに分けられ、リスナーからのマネタイズであれば、エンタメあるいは学習系に限られてくると思います。私が可能性を感じるのはビジネス系で、リスナーから見た投資対効果が明確で、3000円で買った場合は、そこから得たもので、それ以上に売り上げれば良いという、わかりやすさがありますね。

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この記事の番組情報


浜松町Innovation Culture Cafe

浜松町Innovation Culture Cafe

月 19:00~19:30

浜松町の路地裏にひっそりと佇むカフェ「浜松町Innovation Culture Cafe」 経営学に詳しいマスターが営むこのお店には、様々なジャンルのクリエ…

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