減り続ける国産の米……このままでは「日本が飢える!」

減り続ける国産の米……このままでは「日本が飢える!」

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9月28日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに近著『日本が飢える! 世界食料危機の真実』が話題、元農林水産省の官僚で経済学者・山下一仁氏が登場した。

壇蜜「ご本(『日本が飢える! 世界食料危機の真実』)の最後の章で鳥肌が立ったことがございます。『日本が飢える』『餓死者6000万人』、そして『カロリーを正常にとることができなくなる日は近い』『終戦後の食生活に戻るより手はない』と、恐ろしいことが書いてありました」

大竹まこと「ウクライナ危機から見ているとね。いま国は敵地攻撃能力とか、軍備のほうにお金をかけようとしているけど、山下さんのおっしゃるとおり、食糧を確保していくというのは大問題ですよ」

山下一仁「そういうことです。戦争が起こったとき、今回、ロシアもキーウを攻めようとしたんですけど撤退しました。なぜかというと、エネルギーや食糧の供給、軍事用語で兵站(へいたん)というんですけど、要するに輸送ですね。それができなくなったから撤退したんです。軍隊で軍事行動を起こすときにいちばん大事なのは物資の輸送なんですよ」

大竹「戦車が先に行くんだけど、ガソリンを、使い放題っていうぐらい、めちゃくちゃ食うんですよ」

壇蜜「『燃費が悪い』というやつですね」

大竹「あんなたくさんタイヤついて、あんなに重くて。燃費を食わないわけがない。だから兵站……、食糧、弾薬、ガソリンを持っていく。これがつながっていかなくて、キーウから撤退せざるをえなかった」

山下「日本はそれができなかったから、第二次世界大戦で大敗北したんです」

大竹「インパールとかね」

山下「インパールはまさにそうですね」

大竹「軍は現地調達しろ、と言っていて。現地で農家があったらそこでお米をとるとか」

壇蜜「そんなことできるわけがない……」

大竹「略奪しろ、って。今回のご本は『日本が飢える』。『懺悔と慚愧の書』だとお書きになっています。どういうことですか?」

山下「農林水産省を辞める前、2000年に最初の本を書きまして。減反政策、減産して米価を維持する、という政策をしていたんですけど、それじゃダメだと。主食である米を減らしている国なんかないわけですよ。おかしいので、普通の農業政策に戻すべきだと言っていたんです。その本を出してから22年経つんですけど、減反政策は改まるどころか強化されている……」

日本の米の生産量はピーク時の年間1445万トンから、700万トンを切るまでに減少している。山下氏はこの問題点をさらに詳しく解説した。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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