「長周期地震動」の予測 2月から「緊急地震速報」に追加

「長周期地震動」の予測 2月から「緊急地震速報」に追加

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
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気象庁は、10月7日「長周期地震動」の予測を
来年2月から、テレビなどで警戒を呼び掛ける「緊急地震速報」に追加して発表すると明らかにしました。

ではこの「長周期地震動」…どういうものか
規模の大きな地震が起きたときに発生する、周期の長いゆっくりとした大きな揺れのこと。
震源地から遠かったり地上の震度が小さくても、高層ビルは大きく揺れることがあります。

2011年の東日本大震災の時、
東京23区内(震度5弱~5強)の多くの高層ビルの高層階で
恐怖感を抱くようなゆっくりとした長い揺れが発生しました。
文化放送は13階建てですが、その時8階にいた私も「ユ~ラユ~ラ…」といつまでも続く長い揺れの中、
よろめきながらテレビのボリュームを上げ、9階の報道に上がっていったことを覚えています。
気象庁では長周期地震動について4つの階級を決めました。
以下 気象庁資料

このうちテレビなどの緊急地震速報に追加して発表されるのは階級3と4が予想される地域です。
階級3は「立っていることが困難になる」「キャスター付き什器が大きく動く」
階級4は「立っていられず、はわないと動くことができない」「キャスター付き什器が大きく動き転倒するものも。固定していない家具の大半が移動」

長周期地震動が起きると、オフイスビルやタワマンなどの高層階では
コピー機が移動したり、とにかく横揺れがひどく海の中で揺れている感じがしたそうです。
あらためて、家具やコピー機の固定などの備えをしておきたいものですね。

今月の「防災アワー」は国際災害レスキューナースの辻直美さんがゲスト

きょう9日は「命を守る部屋づくりの5つのポイント」をお話いただきました。
聴き逃したという方はradikoでぜひお聴きください。

気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子

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