ピストン西沢、大反響を呼んだ「GROOVE LINE」最終回の裏側を語る!

ピストン西沢、大反響を呼んだ「GROOVE LINE」最終回の裏側を語る!

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10月14日の「おとなりさん」(文化放送)、午前9時台『教えて!全国☆ラジオスター』のコーナーにピストン西沢さんが登場。西沢さんは今年9月までJ-WAVE「GROOVE LINE」のナビゲーターを24年半努め、その最終回も大いに話題を呼んだ。

山根良顕「俺ね。上京したころ、広島では聴けなかったJ-WAVEをバイト中につけていたの。西沢さんのを聴いていると、電話をすぐに切っていた(笑)。なんて人なんだとモヤモヤしたけど、また聴き始めると『このやり方のおもしろさ』がだんだんわかってくる。リスナーも切られる前提でかけてきているというか」

ピストン西沢「そうなんです。大人の『ごっこ』というか。伝わる人と伝わらない人とがいて、でもラジオの場合は伝わる人だけで数字になるから、いいやと(笑)。テレビはそうならない。もっと多くの人たちにウケる、平たい内容を放送局のテレビが好む。俺はそういうところに行ってトガったことをしたからみんなビックリしちゃったけど(笑)」

山根「はい」

西沢「ラジオは10人のうち、3人『すごく好き』で、4人『どっちでも』よくて、3人『とっても嫌い』でも成り立つんですよ」

坂口愛美「おお~……」

西沢「というふうに思ってやってきた。でもどんどんネットにとられて、お客さんが減っているでしょう? いまは平たい企画のほうがいいかな、トガった人がラジオに残っていないのかな、という気はする」

そんな西沢さんに「トガったところが大好きです」というメールも多数届いていた。「9月に放送された『GROOVE LINE』最終回のエンディング、最高でした!」という感想も紹介した。

山根「あれも西沢さんらしいというか。いつ考えていたのか気になるんですけど……」

西沢「聴いていない人のために説明すると、最後(エンディングの前に)『ちょっとトイレ行ってくるね』と言って、YouTubeで配信したままいなくって。戻ってこなかったんですよ(笑)」

山根「24年半続いた番組の最後って、みんな『DJの人の話を聴きたい』と思っているのに」

坂口「最後は(収録済みの)コメントだったんですね?」

西沢「それを思いついたのが(午後)4時15分ぐらいで、4時半からの番組の15分前。というのも来たときに花があって、イヤな予感したんです。ベタベタしたくなかったし、『そういうのなくていいからね』って何回も言っていた。『長いことありがとう!』と言ってみんなと握手、なんてまっぴらごめんだから(笑)」

山根「ああ~(笑)」

西沢「iPhoneにコメントを録音して。ディレクターと、身の周りのことをやってくれるもうひとりのディレクター、2人しか知らないという状態にして、『トイレに行く』と言ってエレベーターに乗って、下の駐車場に向かうという(笑)。『やったー!』って小走りだったもん。悲しいとかいうより、自分がやったことがうまくいきそうでワクワクした」

山根「その2人には伝えてあったんですね?」

西沢「僕も演出のプロですから(笑)。いなくなったら締められないでしょう? ただひとつだけ計算外だったのは、いろんなDJの先輩が来てくれた。感謝のコメントを入れられなくて申し訳ないとは思いましたけど。地下に行ってクルマを出して、J-WAVEをつけたら僕がしゃべっている。『長いことありがとうございました!』と言って、シーンとなって。そのあと『ワアー』となったときに大笑い!」

山根「笑っちゃうんだ(笑)。作戦がうまくハマって」

西沢「クルマの中でガッツポーズですよ。7時に番組が終わって、7時15分には家にいたから(笑)」

坂口「直前に思いついて実行するというのが、勇気いることですね」

西沢「ラジオは簡単ですよ。テレビは映像とかがあるからね。ラジオぐらいの身軽さを出せるのがSNSだったり、配信だったりする。それがおもしろい」

西沢さんはこのあとも「GROOVE LINE」が始まる前の話や、24年半の間に起きた変化などをじっくりと語ってくれた。

「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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