ウクライナ志願兵の日本人男性が死亡 上念司氏「この社会を守るために最前線で戦われた」

ウクライナ志願兵の日本人男性が死亡 上念司氏「この社会を守るために最前線で戦われた」

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ロシアによる侵攻が続くウクライナで11月9日、ウクライナ軍志願兵とみられる日本人男性の死亡が確認された。11月14日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)ではこのニュースについて、経済評論家の上念司氏と寺島尚正アナウンサーが意見を交わした。

ウクライナの公務員として働いた

この男性は福岡県出身の28歳で、陸上自衛隊に2年間所属したあと、県内の道路舗装会社や運送会社で働いていたが、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった後にウクライナに入国したと見られている。男性のものとみられるSNSアカウントには7月以降、ウクライナでの生活を発信した投稿が残されている。

「上念さん、これはどう受け止めていらっしゃいますか?」(寺島アナ)

これに対して上念氏は「この人(男性のものとみられるSNSアカウント)はハンドルネーム『ドブレ』さんというんです。自由で開かれたこの社会を守るために最前線で戦われて亡くなられたということで、心からご冥福をお祈りしたいと思います。この方に対して死戦予備罪とか殺人罪が適用されるとか言っているバカな人がいるのですが、そんなことは全くありません。IS(イスラミック・ステート)に参加しようとした人が死戦予備罪なのは当然です。ISは国家ではなくテロリストですから。(中略)ウクライナはちゃんとした国家ですし、彼はウクライナの公務員として、兵士として扱われていて、傭兵ですらないですから」と戦死した日本人の行動を讃えた。

しかし日本政府はウクライナ全土に退避勧告を出している。この事実を踏まえて寺島アナが「政府がウクライナに行かないでくださいとお願いしているのはどうお考えですか?」と指摘すると「これはまぁ退避勧告ですから。そういうリスクもちゃんとわかった上で、ウクライナの国家としての募集に応じて戦闘に参加しているわけですから。しかも誰と戦っているかというと国際秩序を破っている侵略者と戦っているわけでしょ。もし日本にも攻めてきたら我々も戦わないといけないんです。そういう意味ではこのドブレさんは本当に勇気ある行動ですね。本当に心からご冥福をお祈りしたいと思っています」と返答した。

11月12日にはカンボジアの首都プノンペンで東南アジア諸国連合(ASEAN)東アジア首脳会議が開催され、岸田文雄首相がロシアのウクライナ侵略および北朝鮮の弾道ミサイル発射を強く非難した。


「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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