【ゲスト回】ノーコード推進協会 中山五輪男代表理事に訊く『長尾一洋 ラジオde経営塾』12/12(月)放送

【ゲスト回】ノーコード推進協会 中山五輪男代表理事に訊く『長尾一洋 ラジオde経営塾』12/12(月)放送

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約9,000社の企業に携わってきた経営コンサルティングのエキスパート長尾一洋社長が、悩めるビジネスマンのお悩みを解決している当番組。

今回はゲスト回。本年9月に設立された『ノーコード推進協会(略称:NCPA)』で代表理事を務められている中山五輪男(なかやま いわお)さんをお迎えしました。長尾社長との対談の様子の一部をご紹介します!



【ノーコード推進協会(No Code Promotion Association )】
自らでプログラミングをせずに業務アプリを開発するという思考、
いわゆる「ノーコード思考」を国内に広めることを目標にした団体。

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■ゲストに中山五輪男氏

今回お迎えしたゲストはノーコード推進協会の代表理事である中山五輪男氏。

まず簡単にご経歴をご紹介します。

中山五輪男(なかやま いわお

アステリア株式会社 CXO (最高変革責任者)
ノーコード変革推進室 室長
首席エバンジェリスト

1964年5月 長野県伊那市生まれ。法政大学工学部電気工学科卒業。複数の外資系ITベンダーやソフトバンク、富士通の常務理事などを経て、現在はアステリア社のCXO(最高変革責任者)、ノーコード変革推進室室長、および首席エバンジェリストとして幅広く活動中。
※ノーコード推進協会HPより一部抜粋

■ノーコード推進協会とは?
インタビューの最初には、今年9月に発足した『ノーコード推進協会』について、中山さんにご説明をいただきました。

中山さん:私はこの春、富士通からアステリアという会社に転職しまして。
アステリアは日本のベンチャー企業で、ノーコードの専業ベンダーなんです。だから開発・販売しているものは全てノーコード製品。私はまさにノーコードをやりたくて転職してきました。
転職前に社長と話した中で、私がこの会社に来たらやりたいことを40個くらい挙げたんです。
その中の1つが「こうした協会を立ち上げて日本全体を盛り上げていきたい」ということだったんです。
そして9月1日に協会を立ち上げました。
今回は任意団体としてのスタート。近いうちに一般社団法人化しますが、まずは小さくスタートして徐々に会員を増やして、日本全体にノーコード旋風を巻き起こそうと思っている次第です
松尾アナ:ノーコード旋風!

中山さん:とにかく皆さんノーコードという言葉を知らないんですよ!
IT業界の中では、ノーコードやローコードという言葉が数年前くらいから使われていますが、まだまだ一般の人たちはノーコードの意味も、どんなメリットがあるかも知らないので、まずは普及活動をしていく。
私、ずっとエバンジェリスト(伝道師)をやっていたから、慣れているので。もう大好きだし、こういう仕事!

■エヴァンジェリストとしてのキャリアを活かして

中山さんは『エバンジェリスト』としての活躍でも名高い人物です。富士通やソフトバンクなどの企業で、さまざまなサービスや技術の訴求等に尽力されてきました。
まさに「伝え、広める」ことの専門家!

※エバンジェリスト—IT企業等で近年導入されている専門職。キリスト教の「伝道者」に由来する。ITのサービスや技術について、講演等を通じてわかりやすく啓蒙するプロフェッショナル。

中山さん:ソフトバンク時代はiPhoneとかiPadとか、人型ロボットのPepperのエバンジェリストとして、多い時は年間300回くらい、朝から夜まで4回の講演をずっと毎日やっているような状態でした。
その後、富士通に転職して4年と少しいたんですが、そこでもずっとエヴァンジェリストとして活動していました。
これからはいかにしてノーコードを日本に広めて行くかをひたすら考えていくわけです。

■日本のノーコード、現状の課題は?
次にうかがったのは、日本のノーコードの「今」について。

ITのトレンドや最新技術に精通する中山さんは、何を課題と捉えているのでしょうか。

中山さん:まだまだ中小企業の経営者も含めて、一般の方々はノーコードという言葉を知らないし、どんな特徴があって何ができるのかも知らない。
まずはその言葉を広めていくことですね。
『ノンプログラミング』という言葉なら「なんとなくわかるかな?プログラミングしないことでしょ?」と。
でも『ノーコード』と言われても、ノンプログラミングとすぐに紐づかないでしょ?
IT業界ではプログラムを書くことをコーディングというので、「ノーコードと言えばプログラミングしないことね」となりますが、一般的にはわからないですからね

長尾社長:そうですよね。なんでわざわざノンプログラミングをノーコードって言うようになったんだ?
中山さん:わからない!誰なんだろ、あれ(笑)

長尾社長:ねえ(笑)。ノンプログラミングと言っておいてくれた方が説明しやすかったんですけどね。

中山さん:(ノーコードと言い始めたのは)割と最近なんですよね。
IT業界が使い始めた言葉が広まるにはタイムラグがあって、4〜5年かかるんじゃないかな。一般の人に広まるまでに。
だから来年、再来年あたりが大きな激動の年になると予想しているんです。
■ノーコード推進協会の錚々たる面々
松尾アナ:ところで、副代表理事にサイボウズの青野さんがいらっしゃるんですね。
中山さん:そうなんですよ!
やっぱりネームバリューって大事で、誰が幹部にいるかはとても大切なんですよね。
青野さんはもちろん大きなネームバリューがあり、そういった方を幹部に巻き込むのは重要な戦略だと思ってお声がけさせていただいたら、二つ返事で「喜んでやらせていただきます」と。
もう1人の副代表理事は、日本DX推進協会トップの森戸さん。昔から親しく、何度も対談や講演をしてる仲だったので、日本DX推進協会とは一緒になって盛り上げていこう、と。2人にはすんなりOKをいただきました。
他にも何人か理事に入ってもらっています。
松尾アナ:二つ返事で…ということは、皆様、課題意識は同じだったんですね。
中山さん:そう!同じ課題意識を持っているんです。
みんな日本のDXが抱えている闇を知っているから、それを解決するのは絶対ノーコードしかないよね!って、すごく盛り上がるんですよ。
多分長尾さんも同じだと思いますけどね。
長尾社長:闇は知らないですけどね(笑)。キレイなところを歩いてるんで。
中山さん:キレイなところを歩いてるの、長尾さん(笑)?うらやましいなあ。
闇と言えば、いま大変!もう闇の中。
私、協会立ち上げなんかやったことないから、完全に闇の中なんですよ。
何をやっていいかわからないし、全て初めてのことだから、闇の中を懐中電灯もなく歩いているような状況です。
長尾社長:IT業界に襲われたりしないように、夜道を気をつけなきゃ(笑)。
中山さん:そう(笑)。でもね助けてくれる人、あかりを照らしてくれる人はいっぱいいるので、すごく助かっています。
多分、今後、長尾さんが相当あかりを照らしてくれるんじゃないかと期待して今日は来ているんだけど。
長尾社長:それはもう、任してください。明るいところはね(笑)。
中山さん:もうこの人が味方についたら強いもんね!

 

■身近なところに『ノーコード』は溢れている

まだまだ一般的ではない「ノーコード」という言葉ですが、実は言葉が知られていないだけで、すでに私たちの身の回りにはノーコードツールはたくさんあると言います。

 

松尾アナ:課題意識を抱えている人は多いのに、日本でノーコードが推進していかない理由ってどういうところにあるんでしょうか?

中山さん:テレビCMで一切ノーコードという言葉が使われていないんですよ。
多分意図的に使っていないんですよね。説明しなきゃいけないから。15秒、30秒のCMの中で言葉の説明を入れたら製品説明できなくなっちゃうので。
いずれ言葉が一般的になってきたら、各社が一斉に使い始めると思います。
ノーコードツールで有名なのはサイボウズのキントーンとか。あと、CMに香取慎吾さんが出ているBASEとか。あと、稲垣吾郎さんのヤプリとか。あの辺は全部ノーコードなんですよ。

松尾アナ:そうなんですか?知らずにCM見ていました。
中山さん:そう!知らないでしょ?
ほとんど周りはノーコードだらけ。
もう数十年前から皆さんホームページを作っているでしょ?ホームページ作るツールも全部ノーコードだからね今は。

松尾アナ:そうなんですか!意外と浸透しているんですね。
中山さん:驚いたことにSONYのプレステとか任天堂のゲーム機とかのゲームあるじゃないですか。
あの最先端のゲームを作る現場も、いまやノーコードで、プログラミングしないであのゲームを作っているんだって。
それも20年前からの話だって、この間聞いてびっくり!
つまり、私たちの周りはもうノーコードツールだらけなんです。

 

■ノーコード推進協会の今後について。
次にうかがったのは、ノーコード推進協会の展望について。中山さんは今後、どんな活動をしていきたいと考えられているのでしょうか。
中山さん:つい先日、第1回の総会を開きました。60社くらいの方々が参加してくれて、今後の活動などを説明しました。
その中でいろいろな部会を立ち上げていくんです。まずは3つからスタートします。
1つは『出版部会』。ノーコードに関することを広めるにはやはり本が大きな武器になっていくので。いろいろな種類の本を出していこうと。
それから『地方創生部会』。地方の自治体、市役所や町役場も協会に入ってくれているんですよ。一緒に盛り上げる機運を高めていきたいので、地方で、また自治体を絡めて何ができるかを考えていく部会です。
3つ目が『広報教育部会』。広報と教育を1つにして。
教育のプログラムを実施したり、認定制度ももしかしたら作っていくかもしれない。あとは今日のように番組で紹介するとか、メーカーさんのCMを変えてもらうだとか、そういった働きかけをしたり、自らいろいろなイベントをやっていこうと考えています。

 

■長尾社長も期待を寄せる
デジタル人材の不足や、DXの推進力不足などの問題に悩む企業の現場をよく知る長尾社長も、ノーコード推進協会の発展に期待を寄せます。

長尾社長:本当にこのノーコードというのを多くの人に知ってもらいたい。
食わず嫌いというか、ノーコードは自分達でできるのに、やらない人たちが多いんですよ。さっき中山さんが言ってたように、実はいろいろなツールがあるんだけど、それをいちいち業者に頼もうとするわけ。プログラムは書かなくていいのに、自分達でやらないわけよ。
中山さん:長尾さんのところ(NIコンサルティング)にもノーコードツールがありますよね?

長尾社長:あるんですけども「NIさんでやってよ」みたいな。「いやいや、自分達でできるって言ってんでしょ」と(笑)。
中山さん:そうなの?お客さんが「やって」って来ちゃうんだ。

長尾社長:「設定してくれ」とか。設定も自分達でできるんですけど、いちいち頼むわけ。「それは自分達でできる方がいいんですよ」と言うんだけど「なんだ、やってくんないのかよ」となったり(笑)。
中山さん:本当に?ノーコードのツールの意味ないじゃんね(笑)。

長尾社長:そうなんですよ。せっかくノーコードなわけで「自分達で変えられるのがいいところですよ」と言うんですけどね。その辺をぜひ啓蒙していただきたいですね。

■一般企業や団体は会費ナシ!ノーコードの裾野を広げる取り組み
ノーコード推進協会に加入した企業には、どんなメリットがあるのかも教えていただきました。

中山さん:会員専用ページというのがありまして、そこのサイトでしか得られないような情報などを、これからバンバン出して行きます。
会員になる場合にも、IT企業の方々は年会費いただいて『正会員』という形で入っていただくんですが、他の方々、自治体、省庁、地方の商工会議所とかいろいろな協会とか、メディア企業、あと一般の企業さんは年会費や入会金が全くいらない。
自由に入ってもらって、抜けてもらっても構わないし。
私が目指すのは、日本最大級の”ノーコードユーザー会”を作りたいの。
ユーザー企業とツールベンダーをそこで引き合わせて、いろいろな情報交換なんかをさせてあげられたら皆さん喜ぶんじゃないかと思っています。

松尾アナ:入会にあたり会社の規模は問わないんですか?

中山さん:問いません!
結構大きな会社もあって。デカイところだとGoogleとかSalesforceとか外資系の企業さんも入ってくれています。
松尾アナ:中小企業の方もうもちろん?

中山さん:もうなるべく入ってもらいたいのは中小企業の方々です。いろいろな情報を得てもらって「自分達でできるんだ」とマインドを変えてもらえるといいかなと思っています。

 

■リスナーの皆様にメッセージ

番組の最後には、中山さんからリスナーの皆様へのメッセージをいただきました。
中山さん:長尾さんとの会話の中で「食わず嫌い」という言葉が出てきました。
食べ物じゃなく仕事関係でも、「それはやったことないのでできません」なんて平気で言う人もいっぱいいますけど、そこは食わず嫌いをどんどん解消してもらって、自ら「これ面白そうだからやってみようかな」というマインドに切り替えて欲しいんですよね。
協会設立にあたって私が作ったビジョンがありまして、『日本のソフトウェア文化を変革する』というものです。
今までの日本のソフトウェア文化は、多くの企業がIT企業にたくさんのお金を払って、システムを作ってもらって使うというものでした。こんなことやっているの、実は日本だけなんですよ。
他の国は自分達の会社にプログラマを抱えて、必要なアプリ作る。または外のパッケージソフトを買ってきて、パッケージソフトに自分達の業務を合わせる。
でも日本人って、どうしても自分達専用のものを使いたがるんだよね。そうすると当然お金もかかるし、メンテナンス費用もかかる。
そこを柔軟に頭を切り替えてもらって。今はデジタル技術がどんどん進化しています。ノーコードツールを活用すればわずかなコストで自分でアプリケーション作れる。
自分達でアプリケーションを作る楽しみや喜びも感じてもらいたいので、ぜひ食わず嫌いにならずノーコードに挑戦してもらいたいなと思います。

長尾さんの会社、それからアステリア、サイボウズとか、いろいろな企業さんがたくさんノーコードツール持っていますから。
トライアルのサービスも大体ありますし、ぜひ試してみてください。

長尾社長:そうですね。本当にブロックを組み立てて作るみたいな感じ簡単ですよね。

中山さん:本当、ロボみたいなね。簡単にできます。マウスの操作でパッパとアイコンを組み合わせだけでできちゃいますから!

 

その他、番組内ではノーコード推進協会の各部会の取り組みや、地方でのノーコードの重要性、人気の「エバンジェリスト養成講座」など、さまざまなお話がありました。

ぜひradikoやSpotifyから全編をご聴取ください!

 

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