「あの人には言っちゃダメ」笑点メンバー入り発表当日まで桂宮治が師匠になんにも言ってなかった理由を語る

邦丸「笑点メンバーに加わって1年目で見事 座布団10枚獲得！もはや令和の爆笑王の名をほしいままにされています。呼吸をするだけで笑いが取れるという、天才落語家、桂宮治さんです。」

宮治「そんないじめで入るんだったら僕は帰らせて頂きます。さっき「みかんの妖精ちゃん」と一緒に文化放送のパネルの前で写真撮ったじゃないですか。くにまる食堂さんのTwitterで見られますので皆さん見てください。邦丸さんの写真の撮り方がひどすぎるんですよ。妖精ちゃんの後ろに、しょんぼりと半身だけ出てて、めちゃくちゃ爆笑王じゃないですか。」

邦丸「座布団10枚、おめでとうございます。」

宮治「そんな話しないですよ。もうみかんの妖精の話ししてるんですから。」（笑）

――など、いつものように息ピッタリの2人。ここで話題は「笑点」入りの裏側に…――

邦丸「宮治師匠は、落語家の桂伸治師匠に入門。一生懸命 前座として頑張って2つ目なり、真打になり、そして笑点のメンバーに抜擢されたと。だけど笑点のメンバーになることは師匠にも言えなかったんだって？」

宮治「うちの師匠には言っちゃだめなんですよ、口軽いんで。すごいいい人なんですけど、秘密を守れないんです。」

邦丸（笑）

宮治「前座から2つ目になる時に、寄席とかうちの事務局とか色んな所に怪文書が流れたんですよ。僕が師匠の悪口を言ってるとか、ひどいことをしてるみたいな。内容からして多分身内の犯行なんですけど、そしたら落語芸術協会の事務局長に呼ばれて「こういうのが寄席とかいろんなとこに来てるけどこんなの信じないし、お前のことは分かってるから。これは内緒にしよう。」って言われて、「でも師匠にだけは言っていいぞ。」と、「もちろん師匠には言います。」で、師匠のところに行って「これこれこういう手紙があって、僕が2つ目になることに関して、面白く思ってない人がいるんですかね？」みたいな話をして「そうかわかった。」って。「絶対誰も言うなって言われてるんです。」「分かった。大丈夫だから頑張っていこう。」って言って次の日寄席に行ったら、他の師匠方に「宮治、大変な手紙が来たんだって？」って。「なんで知ってるんですか！」って聞いたら「いや、伸治アニさんから聞いたよ。」って。この人全然ヒミツ守れないなって、だから笑点のことなんかうちの師匠に言ったらもう5秒で話すから、一番言っちゃだめなんですよ。それで今年の元日、うちの師匠の自宅にみんな新年の挨拶で家族一緒に行くんですよ。その時、日テレさんの「深イイ話」っていう番組が、元日の発表までずっと僕を密着してたんですけど、「日テレさんの何々」とか言うと、うちの師匠や兄弟弟子にも気が付かれるかもしれないので、「これ品川ケーブルテレビさんの、ようこそ品川って番組です」とか冗談で言ってて。それで昼ぐらいにご挨拶に行って帰る時、兄弟子1人と女将さんとうちの師匠だけ別の部屋に来てもらって「これまだ内緒なんですけど、夕方の笑点の特番で僕が笑点メンバーになるって発表があるんです。今まで黙ってすいませんでした」って、さすがにテレビで知るのは失礼なのでちゃんと言ったら、女将さんも師匠も一緒にすごい喜んでくれて。うちの師匠はSNSとかやらないからそっちは大丈夫なんですけど、1歩外に出たら誰に言うか分かんないんで、女将さんに「あの人を絶対に夕方まで家から出さないでください。」って言って。「分かったわ宮治くん。」っていう感じだったんです。今だから話せますけど。」（笑）

邦丸アナの爆笑写真はTwitterで、桂宮治師匠のさらなる爆笑トークはradikoのタイムフリー機能でご確認下さい。

「くにまる食堂」は平日朝11～13時、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。