公務員による事件が頻発。公職に就く人々の変化とは?

公務員による事件が頻発。公職に就く人々の変化とは?

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12月19日放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、パーソナリティの大竹まことと経済アナリストの森永卓郎氏が、名古屋刑務所で起きた、警務官による受刑者への暴行問題に関する記事を取り上げ、公職に就く人々が相次いで起こしている諸問題について語った。

森永氏「公職につく人たちがひどいことをするのが目立ってきているという記事なんですけれど。二つ問題があって、昔は公務員ってものすごい貧乏だったんですね、だから世のため人のために奉公したいって思っている人じゃないといかなかったんですよ。今それがどうなったかというと、大企業の正社員に給与水準を合わせてしまっているので、結構良い暮らしができるようになってきている。もう一つは、昔は現場の一人一人に公務員にかなりの裁量権があって、自分で考えて行動するということができたんだけれども、なぜか官邸主導みたいなので上から命令で動かされるっていうふうになってきて、仕事上のストレスがすごく溜まるようになってきてしまったんだろうなと思うんです。そのストレスの捌け口にして良いという話では全くないのですが、背景としては、やっぱり自ら考え行動するというのがなかなか行われなくなってきたっていうのがあるんじゃないかという気がするんですよね。

大竹「それは自ら考え行動するというのが上から抑えられたということ?」

森永氏「森友学園の問題で自殺してしまった人は昔タイプの人で、公文書を改竄しろって言われて、それは公務員として絶対ダメでしょって抵抗したけど、結局押し切られたという形で自殺してしまったわけですよね。なんかおかしいなと思ったのが、それを命令した佐川さんは停職三ヶ月だけなんですよ。普通の感覚で言ったら懲戒免職ですよねこんなの。なんだかおかしなことが公職に就く人たちの中で起こっているのではないかという気がします」

大竹「本人が正しいと思ったり、それに伴った行動をしたのが結果的には上からの圧力でどんどん潰されていってしまうと」

森永氏「仕事っていうのは何が辛いかというと自由度というのが1番辛いんですよね。
命令された通りに機械のように動くというのは辛いんですよ」

大竹「内閣人事部みたいなのがあって、官僚の人事に関しては握られちゃったというのも要因ですか?」

森永氏「人事権というのは強いですからね。人事部には逆らえないんですよ。優秀な官僚がどんどん辞めるっていうのも給料が安いからだっていう人もいるんですけど、私はそうは思わない」

大竹「それだけじゃないですよ。それで今官僚のなり手が本当に少なくなってるんでしょう?」

森永氏「だって命令される通りに働けと言ったらやる気なくなるでしょう」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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