日当100万円の求人強盗。青木「背後には若者の貧困問題も」

日当100万円の求人強盗。青木「背後には若者の貧困問題も」

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1月27日の大竹まことゴールデンラジオでは、闇サイトによる強盗事件を取り上げ、大竹、青木、室井がコメントした。

鈴木アナ「日当100万円に応募したら広域強盗。闇バイトに応募した後、支持役側から顔と免許証を並べて自撮りすることを要求され、自分の情報を送信してからは知らない男が自宅を訪ねてきたこともあったと。事前に身分や家族構成伝えてしまっているので、やめたくなってもやめられなくなったということです。「ルフィ」を名乗る人物がフィリピンから国内の人物を介して指示したとみられています」

大竹「強盗事件が多発しててそれが全部なんか裏でつながってる?現場の人は、闇サイトに応募して顔も知らない人たちが、メンバー組んで行動したりするわけでしょ?」

青木「事件とか事故は時代とか社会の歪みが、犯罪とかには、凝縮されているんだけど、これも、報道を見ているとまさに大竹さんおっしゃっているようにネットでつながって、支持役とも全く認識がないような形で全国各地で、強盗をやっていた。ネットを使ってこういう形でやるというのも時代の繁栄だと思うんですけど、以前この番組で、僕が出てない時に田崎基さんという神奈川新聞の特殊詐欺の本を書かれた方が言っていて、僕もあの本読んで、なるほどと思ったんだけど、もちろん犯罪が許されるわけもないんだけれども、若者の貧困と結びついていて今日の朝日を見ると、26歳の東京の若者が今回の犯行に関わってるんですけれど、SNSで日当100万という投稿を見つけて金欲しさから加わったと。求人の担当者みたいな人と連絡を取ったら、たたきの仕事だと説明されたと。たたきってのは警察用語で強盗の意味なんですけど、この男性はそのたたきってのを知らなくてネットで調べたら強盗を示す隠語だと分かったけれども、高額報酬につられて引き受けた。もちろん許されないことだけれど、背後には貧困であったり、ネット社会であったり、光と影が本当によく見えるような感じがする」

大竹「その時に、自分住所とか、家族個性とか個人情報を全部相手方に差し出しちゃうわけだよね」

室井「ずっと脅されることになるよね」

大竹「そうなるともう1回やったら抜けられないというか、その状態が続いちゃう」

青木「容疑者になった一人は事前に身分や家族構成を伝えてしまっているので、後でやめたくなっても家族や職場に危害が加えられるのでやめられないという意味で言うと、特殊詐欺よりもさらに悪質ですけれども、構造としては、田崎さんが取材をされていた特殊詐欺の構造とかなり似ているという面があって、犯行自体は繰り返しますけども、断じて許せないけれども、やっぱりその背後にはやっぱりネットだけじゃなくてこう若者の貧困であったりとか、みたいなところもチラチラと見えるなという感じがしますよね」

大竹「元のルフィっていうのは、なかなかたどり着けないんですか?」

青木「これについてはまだよくわからないんですけど、いわゆるインターネット上のテレグラムという連絡サイトを使っていて、証拠がどんどん消えてっちゃうような連絡方法を取ってたようなんですね。なのでどこまで警察が指示だったり証拠を集められるかっていうことが一つあるし、もう一つはフィリピンから本当に指示してたんだとするのであれば、フィリピンとの、犯人引き渡し国際指名手配からの身柄の引き受けまで手続きを取るようになってくるとまだまだ難しいハードルがあると思います」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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