「遠距離」特集! 鷲崎少年に「俺は特別だから」と思わせた音楽の話も!?

「遠距離」特集! 鷲崎少年に「俺は特別だから」と思わせた音楽の話も!?

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2月19日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』の選曲テーマは「遠距離」でした! 理由が気になるテーマですが……。

鷲崎健「『なんで?』ってこともないんですけどね」

松井佐祐里「ないんですか!?」

鷲崎「いろいろ考えるんですよ。『きょうは何の日』みたいなのも見るんですけど、なんも引っかからなかった(笑)。なので遠距離! いわゆる『遠距離恋愛』の曲が多いですけど、どんどん遠くなっていく感じを楽しんでいただければと思います。まず1曲目。この番組ではおなじみの名前(歌手名)になりました!」

♪「あの娘のうちは千葉よりむこう(俺の部屋から2時間)」/吾妻光良 & The Swinging Boppers

鷲崎「ずいぶん古い曲ではあります。最後に『オレンジカードを買わなきゃ』っていう歌詞が出てきました。知っていますか、オレンジカード」

松井「なんですか……?」

鷲崎「やっぱり知らないか。電車に乗るときの磁気カードの最初のやつかな? 定期券と別にあった。JRが1985年に発売して。こういう、時代の……、時間が経ってからではもうわからないようなワードが入っている曲は素敵だなと思います。

続きましてはマディ・ウォーターズという、ブルースの重鎮の方の曲を聴いてください。そのままですね、長距離電話、『Long Distance Calls』」

♪「Long Distance Calls」/Muddy Waters

鷲崎「ゴッドファーザー・オブ・ブルース、マディ・ウォーターズ。シカゴ・ブルースというものを作り上げるうえでのいちばん偉大な貢献者であり、もっとも有名なブルースマンでもあります。いろんな人にも影響を(与えた)。

ボブ・ディランが、自分に影響を与えたミュージシャンの曲を流すラジオ番組があって、そのコンピレーション・アルバムにも入っています。iTunesとかApple Musicとかで『Muddy Waters』と打っただけでいろんなバージョンが出てくるんですけど。

これを中学ぐらいで聴いていて『俺は特別だから』と。こんな特別な音楽を、この若さで知っているから友達がいねえんだ、と言って。自分に友達がいないのを、音楽の趣味とかのせいにしていましたね(笑)」

松井「なんか悲しくなってきました(笑)」

鷲崎「続きましては、毎度毎度、申し訳ございません! たまに入りますけども! お恥ずかしいですけども、私の曲から!」

松井「急にキャラが変わった(笑)」

鷲崎「聴いてください……」

Da Da Da Da Da鷲崎健

鷲崎「僕は遠距離の恋愛のつもりで書いたんですけど、歌詞を読むと遠距離って言葉、別に出てこないな。そんなに遠くなくてもよかったのか(笑)? 聴いている人のイメージ次第ですけどね。

サラリーマン経験がない割にはサラリーマン曲を書くんです。ちょいちょい鷲崎楽曲を挟ませていただきますけど、すみませんね、皆さん!」

松井「いやいや、聴きたいですよ(笑)」

鷲崎「最後の曲、これは遠い! 何せ宇宙だもん(笑)」

♪「銀河鉄道の夜」/ともちゃん9さいとspan

鷲崎「こちら、不可思議/wonderboyさんという方のトリビュートの曲となっております。

不可思議/wonderboyさんは2011年6月、24歳で、まさにこれからというときに、交通事故で亡くなられたポエトリーラッパー。韻を踏む、フロウがどう、というラップとはまた違う、ポエトリーリーディングをリズムに乗せたラップというのをやっていらっしゃった。

谷川俊太郎さんらともご交流があったんですね。谷川さん的な詩の世界みたいなものをポエトリーラップに落とし込んで、という方だったんですが、亡くなられて。

トリビュートで歌っている、ともちゃん9さいさんも、じつは2019年に亡くなっていらっしゃいます。ともちゃん9さいさんは双極性障害や発達障害などの診断を受けながらも、舞台をやったり音楽をやったり、いろんな活動をされていました。どちらのテイクもとてもすばらしいんですが、トリビュートのヒリヒリした感じのテイクを選ばせていただきました」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

 

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