村上信五くんと経済クン「ランドセルと経済」

村上信五くんと経済クン「ランドセルと経済」

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毎週土曜朝9時~放送している「村上信五くんと経済クン」。
4月8日(土)の講義は、新学期シーズンということで「ランドセルと経済」です。
コクホー株式会社の庄山理恵さんを講師にお迎えして、ランドセル業界に新風を巻き起こす新サービス「ランドセルのサブスクサービス」についてお話を伺いました。

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【コクホー株式会社 専務 庄山理恵さん】
コクホー株式会社は大阪に本社を構える創業80年を超える老舗の鞄問屋。これまで全国の百貨店や小売店にカバンやランドセルを提供してきた。近年はネット販売にも対応している。
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【“ラン活”とは??】
ここ5年ほどで広まった言葉。小学校入学を控えたお子様を持つ親御さんが、ランドセル購入のために行う活動のことを指す。入学の1年以上前から始める人が多い。予約しないとなくなるわけではないが、年々ランドセルを購入する時期が早まっている。
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【現在のランドセルの購入金額は?】
日本鞄協会ランドセル工業会によると、2022年のランドセル平均購入金額は前年比およそ1100円増のおよそ5万6000円。10年前に平均販売価格の3万7400円からおよそ2万円上昇している。主に原材料の価格上昇が原因。また少子化によって1人当たりの子どもにかけるお金が増えたことも要因の一つに挙げられる。
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【なぜ“ランドセルのサブスク”を始めた?】
早期化と購入価格の高額化、そして多様化で選ぶ側の負担が増している。サブスクなら気軽に選べて交換もできる。子どもの成長や好み、環境の変化に合わせて選べる選択肢を増やしたいという思いから、今年の2月に始めた。月契約の場合、料金は税込み990円~3850円。およそ50~250種類の中から月1回~3ヵ月に1回の頻度で交換できる。新1年生には入学時に新品を提供する。途中の買い取りも可能。
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【ランドセルを交換したい時の手順は?】
アプリの中で「交換したいランドセル」を選んでボタンを押すと、3営業日以内に届ける。それから今使っているものを送り返すという仕組みになっている。汚れてしまった場合も、通常に使用範囲内であれば気にする必要はない。
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【ランドセルの今】
〇女の子に一番人気なのは紫色
→トレンドが紫。飾りはハートやキラキラなど、女の子の好きなものがぎゅっと詰まっている。

〇しめる金具はオートロック
→ひっかけると自動的にねじの部分が回るようになっている。

〇男女ともに人気なのは茶色
→形は昔ながらのシンプルなデザイン。ただ機能は満載。背負う部分も痛くならないように皮が柔らかい素材になっている。

〇サブスクの中で最も高額なのは税込み8万9100円!
→紺色に白いリボンがついたランドセル。金属部分はゴールドで、型押し加工もされていて製造過程が多いため。

〇サブスクでは利用できないがコクホー株式会社が扱っている最も高額なランドセルは税込み9万6800円!
→アンダーアーマーが出しているもの。赤いラインがアクセントになっている。中身も迷彩柄になっていてデザイン性が高い。
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私たちが小学生の頃とはランドセル事情が様変わりしているのだなと驚く講義でした。色もいっぱいあって選ぶの楽しそうだな~!良いな~!と思いつつ、選択肢が多くなれば多くなるほど難しくなることもありますもんね…。そんな中で、ランドセルのサブスクは今後より注目を集めそうだなと感じました。好みや成長に合わせて変える、というだけでなく、転勤などで転校が多くなる場合はランドセルの色が学校によって指定されていたりランドセルを持たなくても良かったり…。学校によって違いもあるので、その度に買いなおさなければいけないのであればサブスクを活用するのも一つの方法だなと思いました。村上さんはどのランドセルもすごくお似合いでした!!
坂口愛美

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土 9:00~10:00

「経済初心者」の村上信五が、ゲストの方に教えを請いながら 「お金」に強くなってゆく番組です。 「お金持ち」しか持っていない情報を イチ早く皆さんに提供できるよ…

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