人気イラストレーターせきやゆりえの画風の原点は！？

 

坂口愛美アナ「せきやゆりえさんの絵といえば、皆さん一度は見たことがあると思うんですよ。大きなキラキラの瞳が特徴的でね、可愛らしいですよね！色んなところとコラボとかされてますもんね？」

せきやゆりえ「そうですね、結構企業さんとコラボレートして。基本的には可愛らしいモチーフとか、可愛らしい色合いの絵柄が多いんですけど、最近結構吉本興業とコラボして、芸人さんの絵を描いたり。実は男性やオジサンの絵も似て描けるという、この絵柄でも（笑）」

坂口「高橋優さんの絵も描けますか？キラキラで」

せきや「描けます描けます！たかはしさんならいつでも」

高橋優「マジですか！それはちょっとお願いしたいです（笑）その絵をプリントしたパーカーとか着たい！なんか可愛くて新しさもあるけど、ちょっとレトロなムードを感じるところも好き」

せきや「嬉しいです。それはよく言っていただけますね」

坂口「そもそものところからお聞きしたいんですが、絵を好きになったきっかけって？」

せきや「きっかけは憶えてないんですけど、ウチは親がめちゃめちゃ褒めてアゲてくれていて、私が絵を描いたら『はいもう天才！才能アリ』みたいな感じで褒めてくれたのがきっかけだったと思いますね。そこからどんどん好きになって。小学生の時にはイラストレーターに絶対なるぞ！って言ってたみたいなんで」

高橋「画風っていうか、当時も目がキラキラの感じだったんですか？」

せきや「そうですね、元々少女漫画が大好きっていうのがスタートで、『りぼん』や『なかよし』なんかを読んで育った世代で、少女漫画のキラキラの瞳から影響を受けて描き始めたのが最初なんですけど、同時にホラー漫画も好きで。ホラー漫画読まれます？楳図かずおさんとか」

高橋「大好き！！『洗礼』とかもう何回読んだかわかんないぐらい大好き！」

せきや「ホントですか！楳図さんをはじめとした、ホラー漫画がいっぱい載ってる『ホラーM』っていうすっごい分厚い月刊誌が当時あったんですよ。それも少女漫画と同時に好きで、ホラー漫画のグロテスクな要素と、少女漫画のキラキラ可愛い要素を、多分自分の中でミックスさせて今の画風になったかなって思ってます」

高橋「なるほど～っ！そこに僕も懐かしさというか、レトロさを感じとったのかなあ？」

そんなせきやさんは、先月東京書籍より「おさるのままごと」というコミックエッセイを発売！その内容とは？

せきや「元々、妊娠したことをきっかけに、妊娠中の気持ちとかを忘れたくないから全部記録してやろうと思って、自分のために始めたインスタグラムのアカウントなんですけど、そこで漫画を連載して、それを元に新しく8割ぐらい描き下ろした1冊の漫画です。『育児マンガ』というとわかりやすいかと思うんですけど、私としては育児だけでなく、他人同士の関わりにフォーカスした漫画だなって思っていて、結婚とか家族とか言っても、他人同士が出会って、夫婦や親になっていく様子って、引きで見るとおままごとをやってる感覚に近いっていうか、親っぽい自分に笑えて来る時期が子育てしている時にあって。子供に『座ってご飯食べなさい！』と言う時など『すっごい親っぽい！今』みたいに俯瞰して見ている気持ちとかを描いていて、読んでくださる方から『気が楽になった』という感想をよくいただきます」

坂口「親だからちゃんとしないといけないというのもね、もちろん出て来るとは思いますが、自分は自分でいいんだっていうことなんですね」

イラストの話に始まり、結婚生活や人生の話まで飛び出した大変濃密な30分間、ぜひradikoのタイムフリー機能でお聴きください！

 

「おとなりさん」は平日月曜～金曜の朝8～11時、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。