観光客が増えれば経済が回る。でも住民はどうなるの!?

観光客が増えれば経済が回る。でも住民はどうなるの!?

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5月3日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーのテーマは「オーバーツーリズム」だった。観光客や、その人々を受け入れるための開発などが、地域や住民に弊害をもたらすことを、公害にたとえてこう呼ぶ。

西川あやの「オーバーツーリズム、どういうところで感じますか?」

石戸諭「僕、週に1回、関西で仕事しているんですよ。関西のニュースで、オーバーツーリズムはすごくホットな問題なんです。その理由、ひとつは京都を抱えていることですね。大阪も観光客がすごく多い。特に京都は、もともと多かったのが、さらに増えてきている。京都って、観光地が市内を中心にかなり密集しているじゃないですか」

西川「うん、うん」

石戸「東京みたいに、いろんなところに点在している感じではない。昔から住んでいる人からすれば『バスに乗れません』と」

西川「生活ができなくなりますもんね」

石戸「『住民優先で乗せてくれてもいいんじゃないか』ということも、言われてはいたんですね。京都経済からすれば、観光客が増えてきたのはいいことなんだけど、同時に住民からすると『もう少し工夫してくれないと受け入れるほう大変だ』っていう」

永井玲衣「オーバーツーリズムといっても、かなり多様で。市民が生活できなくなっちゃうっていうぐらい、バスがパンクしちゃうとか。生活上の不便さもあるし、マナーの悪さなどもあるわけですね」

西川「はい」

永井「富士山の例(山梨県富士吉田市で、外国人観光客が車道に出て富士山を撮影していた問題)けど、たぶん国内の観光客も車道入っちゃっている」

西川「富士吉田市に本町通りというのがあるんですね。そこからだと、レトロな街並みと富士山を一緒に撮ることができて『映(ば)える』みたいなことみたいです」

永井「外から来る人、地元の人もいるかもしれないけど、マナーが悪いと批判される。一方で日本のルールを知らないだけ、という場合もある。あと環境破壊も深刻な問題。ゴミが落ちていて環境が破壊されてしまうとか。すごく多様ですね」

石戸「たとえばだけど、フォトスポット問題なんていうのは『ここで撮ってください』というのを用意してもいい気がするんですね」

西川「『ここで撮るの流行っているらしい』となったら……」

石戸「ワーッて来ますよ。安全な場所にしたり、住民にもある程度説明したりして、『観光客の方はここで撮ってください』っていう専用フォトレーンみたいなものをつくるとか。あとマナーの問題といっても、僕らもそうですけど、調べてから海外に行きます?」

永井「行かない、行かない」

石戸「『地球の歩き方』とかを買って、『ここはチップが必要なんだ』『必要ないんだ』といったことを調べながら行きはする。でも写真撮影のマナーとか、わかんないですよ」

永井「それすごく大事で。ルールとマナーって明確に違って、たとえばルールだったら明確に『ここでは写真を撮らないでください』、イタリアで『ここは神聖な教会なので撮らないでください』などと書かれてあるので、やめようと思える」

石戸「『No photo』って書いてあるからね」

永井「もっと明文化されていないマナーみたいなもの。暗黙のマナーというか、その町の雰囲気とか、そこでの人の関係性とかを踏み越えてしまうことっていくらでもある。そういった貼り紙のようなものが増えていくといいですね」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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