「好きで組んでいる」「俺が好きなおまえを否定するな」スリムクラブ真栄田と内間の平等な関係

大竹まこと「ネタは大体、真栄田くんが考えていると。内間くんは、この本（著書『等身大の僕で生きるしかないので さらけ出したら、うまくいった40の欠点』）にもあるけど、『いつもついていっているだけで、自分の存在を疑っていた』んだね」

内間政成「もともとそうですね。自分がずっとダメだと思っていたんです。ただネタがおもしろいから、どうにかそれにしがみつこう、といった気持ちで最初、やってもらっていた……んですけど。ある時期からは相方が、そういう俺に不満を覚えて。『内間は内間でいいんだよ』と言い続けてくれたんです」

真栄田賢「彼が自分（内間）をずっと否定していたんですよ。それがイヤで。俺はおまえが好きで組んでいるのに、俺が好きなおまえを否定するな、って言ったんです」

大竹「（拍手をして）すごい！」

ヒコロヒー「すばらしい！」

大竹「真栄田、偉い！ 偉いというか当たり前。コンビだからな」

真栄田「僕はですけど……、人間はみんな平等だと思っているんです。だけどこいつは、人に差をつけているんですよ。自分が下だと思っている。それがイヤで『平等だよ』と教えていました」

大竹「コンビ組んでいると、相方だけ業界で注目されることがある。注目されるほうがパーっと出てくるじゃん。よく見ていると、その相方もけっこうすごい。もしかして本当にすごいのはこっちのほうかな、とかわかってくる。近ごろ、いろんなコンビを見ていて思うね」

真栄田「そう思って、いま麒麟の田村（裕）さんもカウンセリングしているんですよ」

ヒコロヒー「川島（明）さんがすごいことになっているから（笑）」

真栄田「『探偵！ナイトスクープ』で一緒になるので、たまにホテルの僕の部屋に田村さんを呼んで。少し酔わせて、トロンとしたときに『僕もすごいです』って復唱させています」

ヒコロヒー「すごいセラピーだ、真栄田セラピー。ナイトスクープ終わりにそんなことが開催されていたとは（笑）」

真栄田「（内間に）ヒコロヒーから学べよ、おまえ。ヒコロヒーは絶対、自分を認めているんだから」

ヒコロヒー「私なんかロクでもないですけど、メチャクチャ自分好きですからね（笑）」

内間「うわ、それ、うれしい言葉ですね！」

ヒコロヒー「なんでうれしいんですか（笑）」

内間「そういう人を見るの、うれしいですよ」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時～3時30分、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。