村上信五くんと経済クン 橘玲さん「シンプルで合理的な人生設計」に学ぶ幸せとは？

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【作家・橘玲（たちばな・あきら）さん】
「無理ゲー社会」「言ってはいけない 残酷すぎる真実」「上級国民・下級国民」などで、現在の日本社会が抱える不都合な真実にズバズバ切り込む。
顔出しNGで、テレビには一切出演しない。
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【橘さんの近著「シンプルで合理的な人生設計」とは？】
成功法則は色々あるが、相性がある。そんな中で、もっと普遍的な誰にでも役立つ法則はないか、と考えたのがきっかけ。本の帯には「合理性こそ最強の成功法則！」とあり、続いて「日本人は合理性を憎んでいる、だからこそ合理的に生きることが成功につながる」とある。一人あたりの技術力は高いのに日本の生産性は低く、アメリカの６割しかないといわれている。なんとなく仕事でおかしい、無駄なことをやっていると思う人も多いのでは。そんな中で合理的なことができればアドバンテージになると考えられる。
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【幸せになるには、まず自分のポジションを確認する】
最も幸せな人は３つの資本を持っている人。
⓵金融資本（お金）
⓶人的資本（仕事）
⓷社会資本（人間関係）
この３つの資本の数にとって８つの人生パターンがある。

1⃣金融資本、人的資本、社会資本が一つもない
→８パターンの中では“貧困”にあたる。

2⃣孤独なお金持ち
→仕事はしていない、家族・友人いない、経済的な不安はない。金融資本（お金）のみある人。

3⃣プア充
→貯金も収入もほとんどないが、友人関係は充実、生活は貧しくても貧困ではない。社会資本（人間関係）のみの人。

4⃣ソロ充
→専門職などでそれなりの収入はあるものの、貯蓄は少なく、友達も少ない、地方から都会に出てきて大卒エリートの若者が典型。人的資本（仕事）のみの人。

5⃣リア充
→バリバリ仕事をしていて、友人や恋人に囲まれている。リア充アピールに余念がないので、資産はあまりない。仕事と人間関係がある人。

6⃣ソロリッチ
→高い収入によって資産形成に成功したものの、独身のまま友人もあまりいない。医師・弁護士など専門職が多い。お金と仕事がある人。

7⃣マダム
→働いてはいないけれど、お金はあるし友達もいる。親のお金などで好き勝手に遊んでいるドラ息子など。お金と人間関係がある人。

8⃣超充（幸福度ピラミッドの頂点）
→資産を築いてお金の心配がなく高い給料を稼げているため、職場で尊敬され、なおかつ友人に囲まれている。お金、仕事、人間関係３つすべて兼ね備えている。
ただ、時間は有限であるためそのすべてをバランスよく保つのは難しい。
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【ズバリ！合理的に幸せになるには？】
２つは資本を持っておいたほうが良い。ちなみに、３つの資本は、お金→仕事→人間関係の順番で合理性が有効。そのため最も簡単に幸せになる方法は、お金持ちになること。お金は自分でコントロールできるため、お金持ちを目指すのが一番合理的。ある程度の金額を超えると幸福度は上がらないといわれるので、多く持ちすぎる必要はないが、ある程度持っておくことは必要。
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【お金持ちになるには？】
まずは働くこと。日本は世界３位の経済大国で１人ひとりのGDPも高い。日本で一生懸命働けば収入が得られる。その後は節約も大切。それから資産運用。インデックス・ファンドに投資するのが良い。タイムパフォーマンスが高いため。
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【社会資本（人間関係）を合理的に築くためには？】
限られた時間の中で、誰にどれだけの時間を割り振るか。基本的に一番プライベートな時間を割くのが恋人や親友。時間に限りがあるから二股もできないし親友も５人は作れない。今の時代はネットなどを通じて弱い繋がりを作っておくと仕事にもつながる可能性がある。
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幸せの定義は人によって違うと思うのですが、このパターンに当てはめて客観的に自分の置かれている状況を考えてみるのは良いなと思いました。そのうえで、村上さんの「幸せとは勘違いや！」という言葉がすごく印象に残りました。人から見た幸せと自分の幸せは違うので、自分は幸せだ！と思い込んで毎日楽しく過ごしていこうと思います。たとえソロ充であっても！
坂口愛美