【お天気気象転結】本屋へおでかけプロジェクト

【お天気気象転結】本屋へおでかけプロジェクト

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。

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▼6月2日配信号 担当
鈴木純子

関東地方は今週雨のスタートとなりました。
気象庁は29日に九州北部、四国、中国、近畿、東海地方、30日には九州南部が梅雨入りしたとみられると発表しました。平年より一週間前後、昨年より二週間前後早い梅雨入りです。
関東地方の梅雨入りも間近、(5月31日に書いていますので、すでに梅雨入りしているかも)雨への備えをしておきましょう。

5月20日、神保町にあるブックハウスカフェで行われた「本屋へおでかけプロジェクト」のお手伝いをしました。
難病や障害があっても自由におでかけできる社会を目指して活動する「東京おでかけプロジェクト」が開催したイベントで、このプロジェクトの代表、中嶋弓子さんにお声がけいただいての参加です。
中嶋さんは、以前担当していた番組「カラフルレンズ」がきっかけで知り合いました。もともと日本財団で難病の子どもたちとその家族たちの拠点づくりに奔走していた方で、今はフリーランスで「東京おでかけプロジェクト」をはじめ様々な活動をしています。私が大きな影響を受けている人物の一人。
「純ちゃん、受付やってくれないかな?」
おでかけプロジェクトに参加したかった私は気合十分で引き受けました。病気や障害があるお子さんとその家族が本屋さんで過ごすとっておきの時間をお手伝いできる。事前打ち合わせをし、ブックハウスカフェの本の配置も確認して臨みました。

受付で最初のご家族をお迎えしたときの光景は忘れられません。お子さんのバギーを押しながらいらしたお父さんの眼がぱっと輝き、絵本たちに引き寄せられるように店内に入って行かれたのです。お子さんも身を乗り出して絵本に興味津々。


▲身を乗り出して興味津々!

開店前一時間は貸し切り。一万冊の本の世界を自由に探検してもらいました。
参加家族は6組。それぞれが看護師さん、小児科医や福祉・教育の専門職を目指す大学生サポーター、ブックハウスカフェの絵本案内人とお気に入りの本を選んでいきます。いつの間にか店内持ち歩き用の袋いっぱいに絵本が入っていました。
11時からはブックハウスカフェ開店で一般のお客様も来場されますが、真ん中のカフェスペースは貸し切りで、プロの声優さんたちで構成される「おはなしグループyomitano!」によるおはなし会。
おーなり由子さんの「どしゃぶり」など雨に関連する本をお二人で立体的に朗読。(勉強になります)スカーフをふわふわさせたり遊びも取り入れながら絵本の世界を楽しんだ後は、カレーの街として有名な神保町ならではのカレーパンを食べました。


▲季節はもうすぐ梅雨。大きなスカーフを雨に見立てて

私は14歳の男の子のご家族とご一緒したのですが、彼から「推しは何ですか?」という質問の名刺をもらって、「埼玉西武ライオンズ!」と答えたらお父さんが東京ヤクルトスワローズのファンで、いつの間にかお父さんと野球の話になりました。
絵本原画展のスペースに移動してからはお母さんと絵本の内容についておしゃべりしたり、自然と仲良くなれたのが嬉しかったです。
参加されたご家族からは「普段は子どもの治療の話をすることが多いので、雑談が楽しかった」との感想がありました。「普通の話が楽しい」新たな気づきでもありました。スタッフとしての反省点は山のようにあるのですが、このおでかけ体験が、次のおでかけに繋がったら。そして……と夢は広がります。

「東京おでかけプロジェクト」って? ちょっとでも気になった方はこちらhttps://linktr.ee/tokyoodekakeprojectのサイトをご覧ください。
文化放送でも何らかの形でこの活動を応援できないかと思いを巡らしています。

気象予報士 鈴木純子 (Photo by 吉澤健太)

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