【西武】蛭間拓哉選手インタビュー 「気負わずにフルスイングで行きたい」

【西武】蛭間拓哉選手インタビュー 「気負わずにフルスイングで行きたい」

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6月22日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの蛭間拓哉選手にインタビューした模様を放送した。ファームでは40試合に出場し、148打数44安打、打率.297、出塁率.358の活躍を見せ、23日の西武-楽天10回戦に合わせてプロ初の一軍昇格を果たす予定だ。期待のドラフト1位ルーキーに心境と意気込みを訊いた。

――ようこそ、一軍へ
蛭間「ありがとうございます!」

――キャンプ、オープン戦では一軍で過ごされていましたが、実際にシーズンに入ってから一軍練習に合流してみていかがでしょうか?
蛭間「本当に久しぶりの一軍で、緊張してたなと今はすごく感じましたね」

――緊張するとどのようになるんですか?
蛭間「自分は周りが見えなくなって……という感じですね(笑)」

――今日はあまり周りが見えない状態でしたか?
蛭間「そうですね。他の人のバッティング練習だったりをあんまり見てなかったですね」

――一軍に来たからにはじっくり見て研究したいという思いはありますか?
蛭間「色んな選手のバッティングだったり、話を聞いたりして学びたいなというのはあります」

――監督やコーチ、他の選手に声をかけられたことはありましたか?
蛭間「緊張してたのもあったので、『元気出していこう』とか『素を出していこうぜ』とか言われたりしましたね」

――1日目だと素は出ませんでしたか?
蛭間「自分の中ではそんなことはなかったと思います(笑)」

――今シーズンはファームスタートということになりました。(開幕から)ここまで3か月弱、ファームで一番取り組んできたことはどのようなことでしょうか?
蛭間「オープン戦の結果に基づいて、走攻守すべてでレベルアップをしないと一軍にもいられないし、一軍で活躍できないと思った。走攻守すべてにおいて、走塁とか守備であれば、熊代(聖人二軍外野守備・走塁)コーチだったり小関(竜也ファーム野手総合兼打撃)コーチ、バッティングも小関コーチだったり大島(裕行二軍打撃)コーチに、自分と一緒に意見を交換しながらしっかり取り組むことができたので、一日一日、『日々成長しているな』とは感じられました」

――一番成長していると感じるところはどこでしょうか?
蛭間「バッティングの面でも真っすぐに対応できるようになったり、引っ張れるようになったり、守備も課題を持ってアウトを取ることができた。試合をやるごとに自分の中で失敗してもそれに基づいてこうしていこう、ああしていこうと考えながらできたので、そこが成長しているなと感じました」

――ファーム(イースタンリーグ)の打率.297は上から2番目の数字ですが(6月22日試合前現在)、どのように捉えていますか?
蛭間「最近落ちてきちゃってた部分で一軍に上げてもらったので少し不安はあるんですけど、やってきたことは着実に良くはなっているとは思っているのでこれをものにしたい。そう簡単に一軍でもすぐにバンバン結果が出るとは思っていないので、積み重ねかなと思います」

――自身のバッティングのスタイルはどのようなものだと思っていますか?
蛭間「塁に出る、ツーベース(を放てる)中距離バッターかなと。そんなにバンバンホームランを打てるバッターではないので、チャンスで一本(を打てる)というようなバッターですかね」

――仰った通り、ファームでの44本の安打の内13本がツーベースですが(6月22日試合前現在、イースタンリーグトップ)、ツーベースへのこだわりはあるのでしょうか?
蛭間「こだわりとかは無いですけど、シングルよりツーベースの方が得点にも繋がると思うので、単打よりも長打の方が良いとは思ってます」

――打球の方向はどこに飛ぶのが良い形ですか?
蛭間「一番はセンターにしっかり弾き返せるのが良いですけど、コースに逆らわずに、インコースだったら引っ張る、外だったら流すというようなコースによってですかね」

――キャンプの時にコーチから「バッティングのセンス、バットコントロールの上手さを非常に感じる」という話を伺いました。それについてはいかがでしょうか?
蛭間「オープン戦の初め、キャンプの頃は正直あまり結果が出なくて、結果(を)出したいと思ってしまってあまり良くなかったですけど、ファームで力をつけて、ある程度自信もついたので一軍でしっかりと(活躍したい)。自分の実力以上のことは出ないと思うので、しっかりと今持っているものを発揮したいと思います」

――お手本にしたいバッターはどなたでしょうか?
蛭間「左バッターだったらやっぱり栗山(巧)さんのようなヒットメーカーだったり、勝負強い一本だったり。いずれはそのようなバッターになりたいなとは思います」

――栗山(巧)選手も広角に打ち分ける打者ですね?
蛭間「栗山さんのように広角に打てればおのずと2000本安打を達成できると思うので、いずれは自分も栗山さんのようになりたいです」

――2000本安打を達成するような打者がそばにいることについてはどうでしょうか?
蛭間「入る前からすごいなと思っていて、入ってからもまだファン目線じゃないですけどそんな感じで。話すのも緊張しますし」

――まだあまり話せていない?
蛭間「バッティングのことを1回オープン戦の時に聞けました。その時に結構色々話してくれて教えてくれたので、そこはすごく勉強になったと思います」

――栗山選手から言われたことで印象に残っていることはありますか?
蛭間「全部が印象的なので……右投げ左打ちと左投げ左打ちのバッティングは違うといっていたので確かにそうだなと。栗山さんのバッティングフォームを見て、『自分はこういうイメージで(バットを)出しているんですけど、栗山さんはどういうイメージですか?』というような話だったり。もう全部です」

――一軍の試合はどのくらい見ていますか?
蛭間「毎日見ますかね、やってるときはいつも」

――なかなかチームの調子が上がってきていないのを見ていかがでしたか?
蛭間「やっぱりプロはレベル高いんだなと思いましたし、自分も早く一軍で活躍したいなという気持ちで見てました」

――プロに入っての第一打席が近づいています。どんなアプローチで行こうと思っていますか?
蛭間「とにかくやってきたことをそのまま、気負わずにフルスイングで行きたいですね」

――2000本(安打)までの1本目はどこに打ちますか?
蛭間「センターで」

――最後にファンの方にメッセージを頂けますか?
蛭間「自分の夢でもあった一軍の舞台なので、自分の結果もそうですけどチームの勝利に貢献できるように、やるべきことをしっかりやって頑張りたいと思います」

――素晴らしい一軍デビューになることを期待しています!
蛭間「ありがとうございます!」

※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー

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