【お天気気象転結】猛烈な暑さの中、嬉しい来客が

▼7月14日配信号　担当
鈴木純子

今週関東地方は猛烈な暑さでした。
最高気温が３５度を超える猛暑日と午後は雷雨。私も休みに自転車で出かけたら晴れているのに激しい雨が降ってきて焦りました。念のため洗濯物を取り込んでおいて良かったです。
一方九州北部は大雨。
１０日月曜日の明け方に福岡県、佐賀県、大分県で線状降水帯が発生。気象庁は福岡県と大分県に大雨特別警報を発表しました。
九州北部地方では７日から１０日午前までの総雨量が５００ミリを超える大雨となっているところがあり、福岡県や佐賀県などで土砂災害が発生し亡くなった方も。これ以上被害が拡大しないことを祈ります。
西日本豪雨から５年、熊本県の球磨川が氾濫した令和２年７月豪雨から３年です。
この時期、大雨被害が毎年のように起きています。自分は大丈夫、我が家はこれまで被害に遭ったことがないからなどと思わず、まずお住まいの地域のハザードマップをチェックして、想定される自然災害についての知識を深めておきましょう。
伊藤佳子記者が１０日の「くにまる食堂」で伝えていましたが、気象庁のホームページの中に、キキクル、という危険度分布があります。
土砂、浸水、洪水の３種類があり、それぞれの危険度を地図上でチェックすることができます。お住まいの地域、ご家族がおられる地域の情報にアクセスする習慣をつけておくといざというときに慌てることがありません。
気象庁 | キキクル（危険度分布）

ところで、今週嬉しい来客がありました。

Lucky FM茨城放送の福島知果（ともか）さんが文化放送に来てくれたのです。
報道の記者３年目。今年５月に「開局６０周年記念特別番組　学び直しの現場から　ある夜間中学校の挑戦」という番組を制作されました。
入社してから２年余り、茨城県常総市にできた夜間中学、水海道中学校を取材し続け、様々な事情で中学校を卒業できなかった、不登校だった方、外国籍の方、８０歳近い高齢の方などの学校生活を追いました。
特に初めての卒業式での卒業生の答辞は胸を打ちました。
私の同期のフリーアナウンサー木村さおりさんがナレーションをつとめるときき、聴いてみたところ、夜間中学に通う学生さんたちと取材者との距離が近く、「夜間中学なのに、友達みんな明るいんですよ」「未来を明るくしてくれた」「毎日が思い出です」などとても印象的な言葉を引き出していました。
私はこの取材者のことがとても気になって、木村さんに仲介してもらって福島さんに連絡を取ったところ、まさに学生さんたちと仲良くなるために通常業務のほかに週２、３回常総市の夜間中学に通う日々だったとのこと。この人スゴイ。だからこんな印象的な言葉を引き出せたんだ。私が番組を聴いた感想を送って、「社交辞令ではなく、東京に来る機会があったら文化放送に寄ってください」とお伝えしました。
すると、休みを使って本当に来てくれたのです。高速バスで！
福島知果さんは学生時代、文化放送「斉藤一美ニュースワイドＳＡＫＩＤＯＲＩ」を聴き、記者が取材してどんどん喋るスタイルに刺激をうけ、さらに特別番組「軍属ラジオ」を聴いたことが報道を志望するきっかけになったのだそうです。
文化放送来社の際には「軍属ラジオ」プロデューサー関根英生さんにも会ってもらいました。茨城放送つながりで野村邦丸アナウンサーにもご挨拶。茨城話で盛り上がりました。

その後、夜間中学の特番の苦労話を伺ったり、福島さんのパワーを感じて充実のひとときでした。私も日々の仕事を丁寧に頑張ろうと思いました。

さて、私自身が楽しみにしている番組のひとつ、７月１７日海の日の月曜日は、「キユーピー メロディホリデー」午前１１時から午後１時までの放送です。
素敵な音楽とともにごゆっくりお過ごしください。
番組３０周年ということで、今回の海の日の放送を含めて１１月２３日までの放送で番組との想い出やご意見、ご感想、リクエスト、曲にまつわるエピソードをお送りいただいた方に抽選で３０周年記念オリジナルＣＤをプレゼントしています。メロディホリデー厳選の曲を集めた1枚です。
さらに、私、鈴木純子が心に響いたエピソードを厳選し、オンエア後に番組サイトでご紹介いたします。
選ばれた方には、キユーピー商品詰め合わせをプレゼントしています。
前回５月放送でのエピソードも胸が熱くなるエピソードなので是非番組サイトをご覧になってみてください。

KEWPIE Melody Holiday − キユーピーメロディホリデー − (joqr.co.jp)
気象予報士　鈴木純子