【西武】笘篠賢治さん電話生出演！　上位浮上へ、後半戦は「『何勝しよう』という明確な目標を持っていてほしい」

――オールスター休みというのは選手にとって節目になるのでしょうか？
笘篠「良い息抜きになって、リフレッシュできる切り替えの期間になりますね」

――オールスターまでにこうしたい、オールスター明けからこうしていきたいというような考え方は持つものでしょうか？
笘篠「そうですね。今は交流戦があるので交流戦まで、交流戦明けからオールスターまでというような期間で目標設定していると思います」

――ライオンズは83試合で35勝、47敗、1引分けで5位と前半戦苦労しましたが、オールスター前は6連勝で終わることができましたね？
笘篠「良い形の6連勝で終わって、心と体を休めてそして後半戦という形ですね。後半戦は後半戦でどのチームも切り替えてのスタートになるので、良いスタートを切りたいですよね」

――6月下旬から7月頭の8連敗を我慢しての6連勝ですが、その要因はどのようなものでしょうか？
笘篠「(勝てていない時期も)ピッチャーは頑張っていたとは思うんですけどね。接戦を物にし出したのかなと思うんです。それから投打の噛み合いになってくるとは思います。そういった中で、もう少し得点力が欲しいとは思いますよね」

――6連勝の中で、隅田(知一郎)投手が2つ勝利をあげていますが？
笘篠「大きいですね。多分自信を持ってくれたと思うんですけど、ここからの後半戦で更に上積みを持って(調子が)上がっていくか、それとも落ちていってしまうか。それによって、今年だけじゃなくて来年以降にも繋がると思いますね」

――特に前半戦最後の試合(7月17日、西武－日本ハム14回戦、ベルーナドーム)で隅田投手が6回2失点12奪三振という投球を見せました。まだ若いですがキッカケのようなものになると思いますか？
笘篠「日本ハムというチームが超積極的で、かなりボール球も振ってくれたので何とも言えないですけど、結果が出ることで(自分の)自信にしていく段階にあると思います」

――打線の方では、オールスター第2戦を体調不良で欠場した中村剛也選手が登録抹消となってしまいました。
笘篠「登録抹消になったんですか！」

――同じく鈴木将平選手も抹消になりまして、(打線が)少し心配ですね？
笘篠「そうですね。どう戦えばライオンズが上がっていくかを考えたんですけど、1番から6番まではベテラン陣にも頼りながら鉄板の打順を組んで、7、8、9番を若手枠にして凌ぎあいながら出場させる形で残りの試合をなんとか戦うの(が良い)かなと。他のチームが5割勝つとして何勝いるか計算していると、ライオンズはやっぱり厳しいんですけど、残りの60試合を40勝20敗なら75勝まではいくんですよ。そこまでいければすごいなと思う。中村(剛也)が抜けたとなるとまた編成考えなきゃいけないんですけど(笑)」

――なかなか先制点が取れずに勝てない時期もありましたが、最近は脱しているように感じますか？
笘篠「そうですね。いつも長谷川さんと中継で一緒になると、先制されていたので(笑)。まずは先制点にこだわる野球をして、ピッチャーに1点取られても同点、2点取られても同点というような余裕を少しでも持たせられる環境作りを野手がしてあげる。そして果敢に追加点、ビッグイニングを取りに行って、最後は抑えて勝つような流れが欲しいですね」

――Aクラス争いに入っていく上で、後半戦必要なこととして何がありますか？
笘篠「明確な目標を皆で持ちましょう。僕なりには40勝20敗は欲しいというような部分があるように、『何勝しよう』という明確な目標を持っていてほしい。なんとなく1試合を過ごすのではなく、60試合でライオンズはどのような戦い方をするんだという明確な目標を立てて取り組んでもらいたいなと思いますね」

――今日の試合でこうするんだという目標に加えて、3連戦、1週間をどうしていくのかの目標も設定していかなくてはなりませんね？
笘篠「目標を作るってモチベーションにも繋がってくるし、一体感にも繋がってきますから。大きいと思います」

――後半戦の開幕投手(7月22日、西武－楽天13回戦、ベルーナドーム)が今井達也投手となっていますので、良いピッチングを期待したいですね？
笘篠「連勝の流れをさらに伸ばして、良い雰囲気を初戦で作ってほしいですね」

※インタビュアー：文化放送・長谷川太アナウンサー