大竹まこと「戦わないことをど真ん中に置きながら政策を進めてほしい」終戦の日に願うこと

大竹まこと「戦わないことをど真ん中に置きながら政策を進めてほしい」終戦の日に願うこと

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終戦の日である8月15日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)で、パーソナリティの大竹まことが、岸田政権がこれまで不戦の誓いを語りながら、防衛費の倍増や敵基地攻撃能力の保有など、安全保障政策の転換を決定してきたことについて「戦わないことをど真ん中に置きながら政策を進めてほしい」と強く訴えた。

番組では東京新聞の「『不戦の誓い』に逆行する岸田首相」という記事を取り上げ、フリーライターの武田砂鉄氏は「8月6日、9日と岸田首相が語っていることとやっていることのズレをものすごく感じる。いかにも平和な世の中をつくると言うけれど、実際には武器輸出の在り方など、我々に伝えないようにしながら少しづつ変えていくという姿を見せている」と岸田総理への不信感をあらわにした。

パートナーの小島慶子も「麻生さんが先日『戦う覚悟』と発言されましたが、『戦う勇気を持つべき』という政治家は自分が戦って死ぬわけではない。今の時期、戦争の映像などに触れる機会も多く、生き残る主人公に自分を重ねがちになるが、多くの場合は主人公ではなくあっという間に焼き殺される市民や、餓死したりする兵士になる。誰がどの視点で語っているのかというのがすごく大事」。と政治家の発言を受け取る際の注意を訴えた。

武田氏も「政治家は本来、自分は戦地に行かなくてもその体験を聞いてきた世代であるはず。それを頭の中から意図的に消して、好戦的なことを言う。実際に体験した方との発言の重みの違いを痛感しますね」。と麻生氏の発言を憂慮。

大竹は「先の戦争でお亡くなりになった方は350万人。とんでもない人数。そのひとりひとりに背負ったものがあった。専守防衛の線引きが難しいのは分かるけれど、戦わないことをど真ん中に置きながら政策を進めてほしい」と慎重に言葉を選びながら語った。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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