日韓共同宣言、「冬ソナ」ブームを経て、現在の日本の韓国の関係は!?

日韓共同宣言、「冬ソナ」ブームを経て、現在の日本の韓国の関係は!?

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8月28日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーのテーマは「日韓関係2.0」と題し、かつての、そして現在の日本と韓国の関係を語り合った。今年に入り、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と岸田文雄首相の度重なる首脳会談が行われ、日韓関係の改善は軌道に乗ったように思われるが、二国間が抱える問題はまだ多い。

西川あやの「最近の日韓の外交の動きを見ると、歩み寄っているな、という印象を持っている方、多いと思います」

山内マリコ「大統領が変わってからすごく、ね」

西川「この『日韓関係2.0』という言葉、尹徳敏(ユン・ドンミン)駐日大使がおっしゃったんですね。『1998年の小渕恵三元総理大臣と金大中(キム・デジュン)元大統領の日韓共同宣言がVer.1.0だったとすれば、岸田文雄総理と尹大統領の時代はVer2.0ではないといけない、と思っています』『韓日の今後の協力は、韓日だけでなく、よりグローバルな観点で進めることで、国際的な貢献と韓日の繁栄に繋がっていくでしょう』と」

青木理「この小渕総理と金大中大統領の首脳会談は現場で取材していました。金大中さんというのは日本にもよく来ていたし、日本の植民地時代に育っているので、日本語もペラペラなんですよ。日本のことをすごくよくわかっている。日韓関係をもっと未来志向にしようっていうことで、金大中さんのモチベーションを背景にして、98年の日韓共同宣言を結んで、以降、日韓関係は過去最高っていうぐらいよくなったんです」

西川「はい」

青木「それまで韓国では日本の大衆文化は禁じられていた、建前上はね。実際には日本の音楽とかマンガとかいっぱい入っていたんだけど。それも段階的に解除したり、金大中さんが文化産業のうちのひとつにエンターテインメント産業を据えたりして、冬ソナとか韓国エンターテインメントが飛躍をして。日韓関係がよくなるにつれて、韓国のドラマなんかが日本で爆発的にブームになった」

西川「日韓関係の時系列を見ると、2001年にはBoAさんの日本デビュー。日韓共催サッカーワールドカップがあって」

山内「安貞桓(アン・ジョンファン)が大活躍」

西川「2003年に『冬のソナタ』が日本でヒット。ここから韓流ブーム」

青木「僕、ビックリしましたよ。90年代から韓国にトータル5年ぐらいいたんですけど、当時日本から来るのはおじさんが多かった。2000年代に入って冬ソナブームになったら、ビックリするほど日本から女性の観光客が来た」

西川「冬ソナのあとも『私の頭の中の消しゴム』とか、韓国の映画を日本でリメイクする、みたいな動きもありましたね」

山内「『猟奇的な彼女』とか、一般の映画好きの人たちが観るようなものがいっぱい公開されたし、おもしろい作品が多かった!」

韓国発の作品やアーティストのブームを振り返る中、青木が日韓の作品の違いを指摘する。

青木「日本の映画やドラマって政治やそういうものをあまり語らないじゃないですか。でも韓国の映画って、歴史がそうだし生々しいし、北朝鮮と向き合っているのもあるから、そのものズバリの政治的な問題、たとえば脱獄者、軍の問題、バシッと扱うなどしていた」

山内「韓国は軍事訓練を受けている人たちが普通にいるから、つくられている映画の種類がやっぱり違うんですよね。ハードボイルドというか」

さらに韓国で若者を中心に日本文化が流行している『イエスジャパン現象』、現在の韓国の若者の傾向などについても話した。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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