大竹まこと、処理水放出をめぐって「30年にわたって責任を持つってどうして言えるの?」総理の言葉に疑問

大竹まこと、処理水放出をめぐって「30年にわたって責任を持つってどうして言えるの?」総理の言葉に疑問

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8月29日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)で、 東京電力福島第一原発の処理水海洋放出をめぐり、岸田総理が「処理水の処分が完了するまで責任を持って取り組んでいく」と発言したことに関して、パーソナリティの大竹まことが「どうしてそんなことが言えるの?」と政府の説明不足に苦言を呈した。

番組では、処理水放出をめぐって中国からとみられる嫌がらせや苦情の電話についての相談が相次いだという朝日新聞の記事を取り上げ、大竹は「貿易問題で揉めるだろうとは思っていたけど、民間の旅館に迷惑電話がかかってくるとは想定していなかった。ここまで広がってくるとは」。と驚きの声をあげた。フリーライターの武田砂鉄氏も「日本人学校への投石など、とんでもないことだとは思う。一方で、このタイミングで反中感情をあおり始める人もいて、肝心の海洋放出への議論がなされなくなるのはよくない」。とコメント。パートナーの小島慶子も「これをチャンス!と反中感情を煽って景気の良いこと言って自分の支持や注目を集めようとする人が現れるタイミング。それをわかっていないと、その言説に染まってしまってしまうことがある。こういう時こそ、冷静に一般市民がどういう態度をとるべきか、考えるべき」。と注意を促した。

放出期間が30年にも及ぶとされている中、大竹は「30年なんてほとんど永遠と言っていい時間、政府が責任を持つって、どうして言えるんだろう?透明性って言うけど、本当に透明な形でこちらに伝わっているのかもわからない」。と全く納得していない様子。小島も「今後30年というなら、仕組みとして残して欲しいですね。東京電力と政府ではなく、国際的な専門家のいる第三者が常に透明に情報を出し続けられる仕組みがあると少しは具体的ですね」。と提案した。

また、大竹は「モニタリングだって、『海が荒れててモニタリングできませんでした』なんて言っていたけど、それで大丈夫なの?海底12メートルで放出って浅くない?とかもっと精査が要るんじゃないかなと思う」と不安を口にすると、武田氏は、「そもそも2015年政府が福島県の漁連と交わした『関係者へ丁寧に説明し、理解無しにはいかなる処分も行わない』という約束を破ったわけですから、私たちがありとあらゆるところに『本当に大丈夫?』と疑問を感じてしまうのは仕方ない。その疑問にどんどん答えていくのが科学的な態度ですよね」。と政府の不誠実な対応を厳しく非難した。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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