なかじましんや 土曜の穴

毎週 土曜日 11:00〜13:00
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ゲスト・山口裕子さん

 この日のゲストはサンリオの
 ハローキティ デザイナー・山口裕子さん。

 山口裕子さんは
 女子美術大学卒業後、サンリオに入社。
 1980年、社内コンペを経て
 ハローキティの3代目デザイナーに就任。
 以後、35年にわたり
 "キティちゃん"に様々な変化を与え
 世界中で愛されるキャラクターへと
 育てられました。

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 今ではとても信じられませんが、
 かつてキティちゃんの人気低迷が
 危惧される時期がありました。

 "ファン"ではないため
 「良さ・悪さがわからない」という
 山口さんは
 キティファンとの交流方法を模索し、
 レコード店で行われていた
 新人歌手のキャンペーンをヒントに
 サンリオショップでの
 店頭キャンペーン(サイン会)を発案。

(山口)「キティのイラストを描いて、
     配って、
     それをもらってくれた人に
     話が聞けるチャンスは
     これだと思ったんです」


 しかし、キティファンの生の声には
 もし山口さんがキティを生んでいたら
 「耳が痛くて聞けなかった意見の方が
  多かった」
そうです。

 「いつも同じ服を着ていてダサい」
 「冷たくて耳が鬼の角に見える」

 こうしたファンの意見を
 山口さんは素直に聞くことにしました。

(山口)「いきなり変えるんじゃなくて
     皆さんがわからない程度に
     長い間かけて
     変えていこうと思いました」


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  キティちゃんの等身の変化

 「同じ服ばかり着ている」点を
 改善しようとした際に困ったのは
 キティちゃんの等身が短いために
 色々な服を着せられなかったこと。

(山口)「着物を着せた時に
     みんなにわからないように
     『等身変えちゃえ』と思ったし、
     ウェディングドレスは
     どうしても
     ワンピースにしか見えない・・・」


 最も困ったというウェディングドレスでは
 等身を長くしたそうです。

 また「いつも同じ」リボンについても
 形はそのままで
 "柄"を水玉やチェックなどに変更。

(小尾)「"花"の時もありましたよね?」

(山口)「夏の商品の時にみんなに黙って
     ハイビスカスに変えてみたんです。
     ところが誰も気が付かない。
     『これは大丈夫かも』と思って・・・」


 そこで発表されたのが
 "デイジーの花"のリボンを付けたキティ。

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 キティちゃんを「私の芸能事務所のタレントの一人」
 「ビジネスパートナー」
とおっしゃる山口さんは、
 飽きられずに進化させる方法を常に考え、
 ファンの声聞くことも続けていきたいそうです。

(小尾)「いつサンリオショップに行っても
     飽きないですし、時代とともに
     進化できるキャラクターって
     なかなかいないんじゃないかな」


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 ▲小尾アナは大のキティちゃんファン



 人気投票企画
 「2015年サンリオキャラクター大賞」
 投票受付が5月10日に開始されます。
  (6月15日まで / 発表:6月27日)

 詳しくは 公式サイト をご覧ください。

 山口裕子さんのブログ
 山口裕子 イン ワンダーランド こちら

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