この日のゲストはサンリオの
ハローキティ デザイナー・山口裕子さん。
山口裕子さんは
女子美術大学卒業後、サンリオに入社。
1980年、社内コンペを経て
ハローキティの3代目デザイナーに就任。
以後、35年にわたり
"キティちゃん"に様々な変化を与え
世界中で愛されるキャラクターへと
育てられました。
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今ではとても信じられませんが、
かつてキティちゃんの人気低迷が
危惧される時期がありました。
"ファン"ではないため
「良さ・悪さがわからない」という
山口さんは
キティファンとの交流方法を模索し、
レコード店で行われていた
新人歌手のキャンペーンをヒントに
サンリオショップでの
店頭キャンペーン(サイン会)を発案。
(山口)「キティのイラストを描いて、
配って、
それをもらってくれた人に
話が聞けるチャンスは
これだと思ったんです」
しかし、キティファンの生の声には
もし山口さんがキティを生んでいたら
「耳が痛くて聞けなかった意見の方が
多かった」そうです。
◆「いつも同じ服を着ていてダサい」◆
◆「冷たくて耳が鬼の角に見える」◆
こうしたファンの意見を
山口さんは素直に聞くことにしました。
(山口)「いきなり変えるんじゃなくて
皆さんがわからない程度に
長い間かけて
変えていこうと思いました」

■ キティちゃんの等身の変化 ■
「同じ服ばかり着ている」点を
改善しようとした際に困ったのは
キティちゃんの等身が短いために
色々な服を着せられなかったこと。
(山口)「着物を着せた時に
みんなにわからないように
『等身変えちゃえ』と思ったし、
ウェディングドレスは
どうしても
ワンピースにしか見えない・・・」
最も困ったというウェディングドレスでは
等身を長くしたそうです。
また「いつも同じ」リボンについても
形はそのままで
"柄"を水玉やチェックなどに変更。
(小尾)「"花"の時もありましたよね?」
(山口)「夏の商品の時にみんなに黙って
ハイビスカスに変えてみたんです。
ところが誰も気が付かない。
『これは大丈夫かも』と思って・・・」
そこで発表されたのが
"デイジーの花"のリボンを付けたキティ。

キティちゃんを「私の芸能事務所のタレントの一人」
「ビジネスパートナー」とおっしゃる山口さんは、
飽きられずに進化させる方法を常に考え、
ファンの声聞くことも続けていきたいそうです。
(小尾)「いつサンリオショップに行っても
飽きないですし、時代とともに
進化できるキャラクターって
なかなかいないんじゃないかな」

▲小尾アナは大のキティちゃんファン
人気投票企画
「2015年サンリオキャラクター大賞」
投票受付が5月10日に開始されます。
(6月15日まで / 発表:6月27日)
詳しくは 公式サイト をご覧ください。
山口裕子さんのブログ
山口裕子 イン ワンダーランドは こちら

