なかじましんや　土曜の穴

キリンのハルミは20歳！『週刊那須スタイル』

　きょうは、『那須サファリパーク』の支配人・葛原直人さんに、キリンとシカの角の話題を届けていただきました。

　那須サファリパークには、2頭のメスのキリンがいて、そのうちの1頭【ハルミ】ちゃんが、ちょうど今日（9月10日）、20歳のバースデーを迎えました。
　人間だと成人式ですが、キリンの寿命は20～30年と言われているので、おばあちゃんキリンです。
　若いころは自由きままなで、忙しくなると仕事放棄などしょっちゅうでしたが、ここ数年は高齢となった相棒のモモを気遣い、ハルミが今まで以上に積極的に動くなど、とても微笑ましい2頭の関係が見られます。

　モモも27歳。現在国内最高齢のキリンで、12月には28歳になります。
　パークでは、これからも2頭のおばあちゃんキリンが草食ゾーンの入り口で、お客さまへおもてなしを続けてくれることを節に願っています。
　ぜひ、元気の源「ビスケット」をあげに来てくださいね。

●キリンの【ハルミ】20歳の誕生日会
9月10日（土）・11日（日）10:30～／13:00～
※ささやかではありますがハルミの誕生日会を行いますのでぜひご参加下さい。

●シカの角
　オスジカの頭に生えている｢角｣、毎年生え替わるってご存じでしょうか？
　春先から生えてくる角は、最初は｢袋角（ふくろづの）｣といってウブ毛で覆われ、血管なども通っているので表面は少し柔らかいんです。
　それが8月の後半から角の皮がムケ始め、中から白くて先の尖った立派な角「本角」が現れます。みなさんがご存じの角はこちらの｢本角｣ですね。
　これから繁殖期を迎えるため、オスジカ同士がメスを取り合って角をぶつけあう｢角あわせ｣がこれから頻繁に見られます。長ければ5分くらいの争いになることもあって、とっても迫力ありますよ。
　こちらもぜひパークにてご覧ください。お待ちしています。