なかじましんや 土曜の穴

毎週 土曜日 11:00〜13:00
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ゲスト・瀬尾一三さん

 7月29日のゲストは
 音楽プロデューサー、アレンジャーで、
 中島みゆきさんのプロデューサーとして
 おなじみの 瀬尾一三さん。

  ♪♪ ポッドキャストで聴く ♪♪

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 「編曲」と「作曲」の違いについて、
 また、中島みゆきさん、
 長渕 剛さん、吉田拓郎さん、
 徳永英明さんとの
 エピソードを伺いました。

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  アレンジャーの道へ

 瀬尾一三さんはアルファレコード入社後
 AD、ディレクターを経て
 アレンジャーとして独立。

 『オリビアを聴きながら』(杏里)
 『「いちご白書」をもう一度』(バンバン)
 『万里の河』(チャゲ&飛鳥)など
 数多くのヒット曲のアレンジを手掛けられ、
 80年代後半からはプロデューサーとして
 中島みゆきさん、長渕 剛さんといった
 ビッグアーティストの作品を担当。

(瀬尾)「音楽に関係する仕事は
     したかったんですけれども、
     別に僕がフロントに出てやろう
     ――という気は全くなくて、
     どっちかというと、
     縁の下の力持ち的仕事が
     やりたいと思ってたんで
     今やってる仕事がちょうど
     ピッタリという感じです」


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  編曲と作曲との違い

 アレンジ(編曲)と作曲との
 違いを伺いました。

 作曲者の"本質的""感情的"なものが
 「主になっていると思う」という
 作曲に対して
 「理論的に組み立てをする」
 アレンジ(編曲)
 「頭の構造、考え方が違う」
 「方向性が違う所から
  見ている」
そうです。

 作曲者
 "原画を書く"デザイナーにたとえると
 編曲者
 「それを塗って
  立体にしているという感じ」


 作曲者が商品の「もと」を作り

(瀬尾)「それを商品にしているのが
     僕らアレンジャーという
     いわば"加工業者"」


 瀬尾一三 流アレンジ法は・・・

(瀬尾)「僕のやり方というのは、
     ある意味
     『絵コンテ』を書くんですよ。
     曲をもらって
     詞と曲を何度も聴きながら
     自分の中で『シーン』を
     頭の中に描いていくんです。
     まず
     "映像"にしたいんですよ。
     頭の中で映像化して、
     それを今度、
     どういう音付けをしていくか
     考えていきます」


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  中島みゆきさんとのタッグ

 瀬尾一三さんは中島みゆきさんと
 タッグを組んで30年――。

 お互いに
 ビジネスとしての音楽性に関して
 同じ方向を向いているため
 30年に渡る信頼関係が続いている
 ――と語る瀬尾さん。

(瀬尾)「同じ方向を向いているから
     意見の相違がない、というか。
     もし、
     ちょっとずれてるとしたら
     僕が"角度"を広げればいい
     だけのことなんで。
     全く正反対の方向を
     向いてはいないので」


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  徳永英明さんの新曲担当

 徳永英明さんの
 『壊れかけのRadio』のアレンジを
 担当されたことでも知られる瀬尾さんは
 今年6月28日発売の『バトン』
 16年ぶりに新曲をプロデュース。

(瀬尾)「彼が求めたのは
     僕が昔やった
     『壊れかけのRadio』
     『最後の言い訳』
     『風のエオリア』
     『夢を信じて』とか、
     一連の流れのモノが
     欲しいんだな、と思ったので
     原点回帰というか、
     再出発しよう、
     
(カヴァーアルバム)
     『VOCALIST』から、もう一回
     『徳永』を出そうという感じで
     やってるんじゃないですか」


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  徳永英明さんの新曲担当

 これからチャレンジしていきたいことを
 お聞きしました。

(瀬尾)「チャレンジするというのも、
     今年70なので。
     一応、現役で全うしようと
     決めてしまったので、
     このまま要望があれば
     スタジオの仕事、舞台の仕事、
     いろんな仕事をやっていきたい
     というのがありますね。
     でも、まだまだ
     負けてはいませんけどね」

 
(中島)「『瀬尾一三ワールド』って
     日本のミュージックシーンで
     一つのカテゴリーになってると
     思ってるんですけど、
     ぜひ続けていただいて・・・」


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 「しんやの部屋」のラストでは
 『バトン』(徳永英明)を、
 11時台にも瀬尾一三さんが
 編曲を担当した曲をおかけしました。

  ♪♪ ポッドキャストで聴く ♪♪
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