12且9日放送
『なかじましんや 土曜の穴』のゲストは
音楽プロデューサー、ベーシストの
亀田誠治さん。
♪♪ ポッドキャストで聴く ♪♪
これまでに、椎名林檎、平井堅、
スピッツ、GLAY、いきものがかりなど
数多くのアーティストの (敬称略)
プロデュースやアレンジを手がけ
東京事変のベーシストとしても
活躍された亀田さんに
椎名林檎さん、女優・小西真奈美さんを
プロデュースした背景や
J-POPの魅力などについて伺いました。
■ 椎名林檎さんをプロデュース ■
聞いたこともない歌詞に、
不思議なメロディ――
才能が溢れていたという
デビュー前の椎名林檎さん。
どのように手がけるべきか・・・
その答えがわからず、
レコードメーカーは
「亀ちゃんだったら
一緒に作っていけるんじゃないか」
と亀田さんにプロデュースを依頼。
(亀田)「皆さん本当、
お手上げ状態だったんです。
すご過ぎて
何していいかわからない。
それまでのJ-POPの系譜の中に
ないものが出てきちゃった
――という感じで」
亀田さんは
"前例のないアーティスト"として
今までなかったものを聴かせていく
大きなチャンスと感じたそうです。
(亀田)「僕、よく言うんですけど
『ないもの、あります』
というのが
一番強いんじゃないのか――
誰かの背中を追わないんです」
(中島)「チャレンジャーやなぁ」
(中島)「プロデュースするにしても
自分の力量が足らないと、
何もできないから
相当な力量を持っておられた
ということやと思います」
(亀田)「自分の中でたくさんの音楽、
アーカイブがあるんです。
何千曲みたいなアーカイブが
自分の中に常にあるので
何にでも対応できるんです。
『それ、わからんわ』
じゃなくて
『これ面白いよ!』って
引っ張っていけるものがある」
■ J-POPの魅力 ■
わびさび、切なさが重視され
【胸キュン】の要素が
「J-POPの最大の魅力」
――と捉える亀田さん。
(亀田)「情緒が豊かで、
その情緒の背景をつくるために
平歌(ひらうた)があって
Bメロがあって
サビがあって、大サビがあって
『幕の内弁当』みたいに
親切設計なんですね」
一方「洋楽」は
"骨格が繰り返されていく中で
メロディが変わっていくよう"な
作り方が多く、
「J-POP」の、コード進行があって
とても"丁寧"な点は、
「日本人らしさ」と分析。
(亀田)「そこは日本人らしいところ
なんだと思いますよね」
(中島)「洋楽を聴くにしても
泣けるやつを選んでいますね」
(亀田)「そう!僕らの好きな音楽は
泣ける洋楽だったりしますね」
また、CDの売り上げが減り
配信や
定額ストリーミングにの聴き放題などの
利用が拡大する、昨今の
音楽シーンの移り変わりについては
「逆らえない」こと――と語り
これからは
「音楽ファンの絶対数を増やすこと」が
大切だという亀田さん。
(亀田)「みんなが音楽のことを
好きになれば、定額配信でも
そこに集まってくる人が
増えるわけです。
そうすると市場の規模としては
ある程度は
絶対キープできるはずだし」
逆説的に、多くの人に
「音楽ファン」でいてもらうためには
ヒット曲の誕生
カリスマアーティストの登場などが
必要――とコメント。
(亀田)「そういう
アーティストや曲を作ることに
専念したいですね。
とにかく数を増やす――と
いうことが大事だと思います。
おじいちゃんからお父さんから
子どもまで
広げたいと思ってますね」
■ 小西真奈美さんをプロデュース ■
亀田誠治さんプロデュースで
女優・小西真奈美さんが歌う
『君とクリスマス』の配信が
昨日10日にスタートしました。
今回、小西さんから
「亀田さんにどうしても
プロデュースしてもらいたい」という
熱い想いが寄せられ、
すでに曲を作ってある――と伝えられた
亀田さんは即断即決で依頼を快諾。
(亀田)「面白いデモテープで、
膝叩いてリズム出して
歌だけです。楽器は何もなし、
アカペラで」
放送では、その小西さんの新曲
『君とクリスマス』を
お聴きいただきました。
■ 亀田誠治さんの最新情報 ■
亀田誠治さんの最新情報は
亀田誠治のOfficial Web Site
『亀の恩返し』をご覧ください。
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