【キニナル的カーインプレッション】

『三菱 パジェロ(スーパーエクシード)』


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【眞善's EYE】


正直、4WD車としての認識、そして悪路走破性能の高さ、
そういったものは日常に必要ない環境で過ごしている人が
ほとんどであろう。


しかし、悪路と言うのは、路面ではなく
人生の中の悪路を走破する性能が
高いと言うことであると今回感じた。


まあ、三菱自動車は、
そんな事は考えてつくってはいないことと思うが、
キニナル的には、重要な人生の走破性能。(笑)


つまりこの車は、乗っている同乗者とドライバーとが、
仲良くどこかへ良い雰囲気の中で
出かけられる車だということ。
車によっては、残念なことに、先進性ばかりが強調され、
ドライブが楽しくない車内空間として
デザインされている車もあったりする。
これは乗り手それぞれの価値観によるものではあると思うが、
少なくともパジェロに関しては、
多くの人間がその空間に身を置いた時、
楽しい会話をしたくなる、
またはどこかへ遠出したくなる車内デザインになっている。


意外なことに、この車はアウトランダーやボルボよりも
グラスエリアが広いのだ。
それは、ドライバーズシートに限らず、全席で視界がいい。
まず、当然の事ながら、
運転席ではボディサイズに惑わされることなく
運転がしやすい感覚に包まれる。


そして同じように車に乗っている後部座席の人間でも
胸より下の位置までグラスエリアがきているので、
とにかく景色を堪能できる車内のデザインになっている。


さてさて、いくら遠出したくなっても、
そこにコストがかかりすぎてはお財布が
心配になってしまうもの。
しかしその心配も杞憂で終わる渋滞にはまってしまうと
燃費は悪化してしまうが、走っている場合では
この車、リッター11キロ位は行くのである。
高速道路での燃費はリッター16キロ位は出たであろう。


そして排気量に見合うだけの力強い走りトルクフルな安心感。


そもそもこの車にアダプティブクルーズコントロールなど
必要ないのだ。
ゆったりした感覚で高速道路走ればそれこそ、
速度は関係なく一定の速度で走りたくなる。
横にどんな車が並んだとしても
パジェロはパジェロでしかない。
パジェロだけの車格、品格と言うものがある。


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スーパーエクシードほぼ5,00万円近い値段ではあるが、
普通のエクシードであれば4,00万円弱。
確かに金額として比較した場合は高いのかもしれないが、
絶対評価をした場合この値段はかなりお得だと感じる。


運転した感じは、現行のメルセデスベンツSクラス似の
ゆったりとしたハンドリング。
そしてアクセルの反応。


踏み込んでからがつんと車が前に動き出す感じ。
頑丈で大きな船に乗ってるような感覚でもある。
この安心感はかなり心に余裕を持たせてくれ、
車内での会話がまた弾む原因ともなる。


正直、この車に乗ってるお父さんは
かっこよく見えること間違いなし。
また家族を連れてどこかに出かけたくなる衝動にかられる。
休みの日に、テレビを見てソファーでぐったりごろごろという
お父さんから脱皮するためには
最適なチョイスなのではないでしょうか。


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どんな車と並んだとしても、
そこにはパジェロと言う風格があり、
そのドライバーを印象づけるのにも
ファッションとしてもバッチリ。


ヤバいです。
かなり、欲しい、どんなシーンにも使える一台です。





日常生活の中で、何となくふと「気になった」コトやモノ、ありませんか?
「あの商品はどうやって作られているのだろう?」「なぜ、あの店はいつも行列ができているのだろう?」「最近よく耳に するあの噂話は本当なのだろうか?」 この番組では、そんなちょっとした興味や好奇心を共有していきます。
それを現象としてただ伝えるのではなく、パーソナリティ・岡田眞善がその現場に赴き、見て、聞いて、感じたものをリス ナーの皆さんにお伝えします。
俳優・プロカメラマンとしても様々な活動をしてきた「エネルギッシュすぎる超庶民派ラジオパーソナリティ」の眞善さ んが日曜夜のゆううつ感を吹き飛ばすワイド番組です。


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