8月24日放送分
前川先生が患者さんに既往歴を聞くと「高脂血症(脂質異常症)」と答える人
が多いそうです。「高脂血症」は血液中のコレステロールや中性脂肪が多過ぎ
る病気ですが、自分では気付かないまま放置し、血管の内側に溜まった脂質が
「動脈硬化」をもたらします。そして「心筋梗塞」や「脳梗塞」の発作が起き
てことの重大さに気付くというわけです。ただし、コレステロールはホルモン
の材料となったり細胞を作ったり、中性脂肪はエネルギー源として働いている
どちらもとても大事なのモノです。問題は食べ過ぎやお酒の飲み過ぎによって
血液中に必要以上に溜まることなので、予防は適量の飲食と適度な運動です!
ドクター前川のあしたの健康日記:2013年8月26日 10:32
8月17日放送分
血管が詰まって起こる「脳梗塞」も夏に多く発症する病気なので要注意です。
脳と心臓は、別々の臓器と捉えがちですが、実は太い動脈で繋がっています。
心臓が休みなく動く一番の目的は、脳に充分な血液を送るためなのです。
脳への動脈が詰まると? 身体の麻痺、言葉や視覚の障害を引き起こします。
夏に「脳梗塞」が多い理由は? ずばり「脱水」です。暑いから熱を放散する
ため末梢血管が拡張。すると血圧が低くなり血流速度が遅くなって血栓を作り
易い環境になります。さらに血液の中の水分も減少して血液がドロドロになり
末梢の細い血管で詰まる原因となります。ですから「水分補給」が大切です!
ドクター前川のあしたの健康日記:2013年8月19日 16:50
8月10日放送分
猛暑が続き「熱中症」以外にも注意が必要な病気があります。
それは「心筋梗塞」。一般的に寒い冬に多く発症すると思われていますが
「心筋梗塞」は夏も要注意です。
心臓へ血液を供給する3本の冠動脈がありますが、それが詰まり心臓に酸素と
栄養が届かずに心臓の筋肉が死んでしまう状態が「心筋梗塞」です。
血管を詰まらせる原因
それは「脱水」です。気温が上がり体内の水分が蒸発すると血液の濃度が
高くなって血栓ができやすくなり、血栓が血管を塞いでしまいます。
「心筋梗塞」の初期症状は心臓が締め付けられるような痛み、冷や汗が出る、
左肩や背中の痛み等があります。
まずは脱水を防いで血栓を作らないこと!充分な水分補給を心掛けましょう。
ドクター前川のあしたの健康日記:2013年8月13日 15:21
8月3日放送分
きょうは「土用二の丑」。うなぎのタレでご飯がすすむ食欲旺盛な前川先生。
今回は今夏話題の「熱中症」。緊急搬送されるケースも増えています。
そもそも「熱中症」は、高温で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、
体の調整機能がうまく働かず、体温が著しく上昇するなどで発症する障害です。
症状としては、頭痛、めまい、大量の発汗、吐き気、嘔吐、倦怠感などが
あり、予防策は、睡眠不足や体調の不良時は、日中の外出や運動は控えて、
こまめな水分補給が一番!汗と一緒に塩分が失われるので、スポーツドリンクで
補給するのが手軽ですが、カロリーも高いので摂り過ぎにはご注意ください。