中島岳志「中道、立憲、公明が合流を断念」
中道改革連合と参議院と地方組織に残る立憲民主党、公明党による3党合流の話が事実上流れることになりました。9月1日の「武田砂鉄 ラジオマガジン(文化放送)」では、東京科学大学教授の中島岳志さんが、この問題について話をしました。
中島「野党がなぜ結集しなければならないのかというと選挙制度にあるんですね。衆議院では小選挙区・比例代表並立制という選挙をやっているんですけど、これは2ブロック制になっていくシステムなんですね。2ブロック制というのは2大政党制とは違い、きれいな2大政党になるのではなく、中核政党が2つ、与党側と野党側にできて、それに対し比例代表並立制ですから中小政党も通るんですね。中核政党プラス中小政党の連立になっていくというのが2ブロック制なんです。当然、小選挙区では1対1の対決になりますから、野党側は中核政党を作っていかなくてはいけないんです。ところが民主党政権が瓦解してから、ずっと失敗し続けているんです。与党は現在、高市内閣ですが、安倍内閣以降、行政サービスを分厚くしてセーフティーネットをつくろうという動きではなくリスクの個人化を進めています。さらに価値観についてはパターナル、古い日本の家族形態を守っていくスタイル、そんな政権が続いています。これに対して野党が対抗軸を見せるには逆のビジョン、リスクを社会化していく、みんなで助け合うという社会を目指していかなければなりません。
さらに価値観においてはリベラル、多様性に応じて選択的夫婦別姓を認めていきましょう、LGBTQの人たちの婚姻も認めていきましょうというのが野党結集のための1つの軸なんですけど、これでまとまることができないんですよ。しかし、今の選挙制度である以上は大きな枠組でまとまっていくことが重要なんですけど、ずっとできないんです」
番組では、この他にも中島岳志さんが中道、立憲、公明の合流断念について語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお楽しみ下さい。
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