ガザ地区への日本の支援は穴の開いたバケツに水をどんどん入れ続けているようなもの

ガザ地区への日本の支援は穴の開いたバケツに水をどんどん入れ続けているようなもの

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終わりの見えない戦いが続くハマスとイスラエル軍。11月14日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、実際に現地を訪れたことがあるフォトジャーナリストの高橋美香さんに日本が貢献できる方法を伺った。

小島慶子「実際に現地をご覧になった高橋さんの立場からして、日本がどのような態度を表明すれば良いのか?どのようなことをすれば平和に貢献できるとお考えになっていますか?」

高橋「日本って幸か不幸か欧米などに比べ中東に侵略した歴史もなく、利害関係がないんですよね。ですから公正な立場に立ってものを言うことはできるはずなんですよね。民間人の虐殺はおかしいとか、停戦をしましょうとか、そういうことすらハッキリ言えないっていうのが凄く不思議で、まず、それくらいは口にすべきなんじゃないかと思っています」

大竹「日本で政府が表明している支援がありますけど、それだけじゃ足りないんじゃないかとお考えのようですね」

高橋「はい、今の日本政府の支援の姿勢はバケツの穴をふさごうともしないで、穴の開いたバケツにどんどん水を入れ続けているようなものだと思っています。昨日も外務省のツイートで母子手帳をガザで発行して“その支援はこんなに現地で役に立ってます”っていう表明がなされていたんです」

大竹「ほぅ」

高橋「でも、それって今、外務省から言うべきことなんでしょうか?確かに役に立ってることは事実で良いことだとしても、まずその母子手帳を発給されるべき母子が今これだけ殺されているのに、それを言わないで“母子手帳がこんなに役に立ってます”っていうようなアピールをしているんです。何か、もうちょっと考えてもらいたいなぁという気持ちはあります」

 

この他にも高橋美香さんは取材する中でご自身が感じたイスラエル軍や欧米メディアへの違和感などを訴えています。

 

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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