【西武】木村文紀さんインタビュー 「最後にもう1年ライオンズのユニフォームを着て引退したいなと思っていた」

【西武】木村文紀さんインタビュー 「最後にもう1年ライオンズのユニフォームを着て引退したいなと思っていた」

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1月2日放送のライオンズエクスプレスでは、昨年現役を引退し、今シーズンからライオンズの育成担当兼人財開発担当に就任した木村文紀さんにインタビューした模様を放送した。引退を決めたきっかけについて訊いた。

――現役引退を決めたタイミングは?
木村「9月の中旬にファイターズから話があって、いろいろ自分の中で1週間ぐらい考えて、引退しようと決めました」

――そこで「木村選手引退してください」と言われたわけではなく、ファイターズとは今シーズンまでということだった?
木村「来シーズンは構想外という話をされて、引退するのか、現役にこだわるのかということはしっかり選んでもらってという話があって、考えた結果、引退を選びました」

――現役最終打席のレフト線へのツーベースヒットを見たとき、やっぱりまだできるだろうとライオンズファン、ファイターズファン、全てのプロ野球ファンが思ったと感じています。自身の中でも相当重い決断だったと思いますが、なぜ現役を引退しようと思った?
木村「僕自身、ファイターズにその話をされて、すぐにライオンズに連絡をして、一応そういった話をされましたということを伝えて、僕の中ではおこがましいですけど、最後にもう1年ライオンズのユニフォームを着て引退したいなと思っていたが、ライオンズ側は今のところそういう考えはないという話になって、それなら引退でいいと自分の中で思った。他球団に行く選択肢は僕の中にはなかったので、すっきり引退できたかな」

――未練なくという意味ですか?
木村「できたら最後はライオンズでという気持ちだったのですが、そこがないという話だったので、自分の中で踏ん切りがついたというか、もう引退でいいよとなって、引退しますと伝えさせてもらった」

――最終打席で打ったレフトへのツーベースヒット、その前にライトフライがありました。ライオンズの渡邉勇太朗投手と対戦した引退試合の2打席を振り返っていただけますか?
木村「試合が始まる前に渡邉勇太朗とも会って、向こうも今シーズン初登板だという話を聞いて、相手もいい成績を出したいという部分もあると思ったので、勇太朗には今まで通りの対戦でいいからと声をかけた。今年初めての1軍の試合だったので、1打席目も自分なりにうまく反応できたかなと思ったライトフライでしたし、1打席目も2打席目もライオンズ時代に僕が使っていた登場曲を流してくれて、2打席目が最後とわかっていたので、登場曲が流れたときは、ちょっと涙が出てしまって……最後は自分らしく初球から打ちにいけたのかな」

――プロ初安打は、2013年5月23日、西武ー広島2回戦のプロ初打席で広島野村祐輔投手から放ったレフトへのツーベースヒットでした。木村さんのバッター人生はレフトへのツーベースヒットで始まり、レフトへのツーベースヒットで終わりましたね?
木村「本当ですね」

――今気づきましたか?
木村「はい(笑)。確かにそうですね。(当時)西武ドームで打って、そこから僕の野手人生が始まって、最後もベルーナドームで打てたというのが良い終わり方だったな……すっきりですね」

※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー

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